釧路湿原 温根内木道は幻想的!|北海道釧路市
スタート地点から1.1キロの場所にある釧路湿原野外図鑑9。釧路湿原にも外来生物がおり、ウチダザリガニ、アメリカミンクなどが生息しています。生態系への影響が懸念されますが、彼らには罪がないことを忘れてはいけないですね。
ハンノキ林の中を進みます。
このギザギザの葉の植物も大繁殖。
林の中は木々のざわめきが聞こえます。
ちょっとだけ開けた場所に出る。
左側の緑が濃いところは(たぶん)鶴居軌道跡(釧路湿原探勝路)沿いだと思います。
木道と釧路湿原探勝路が交わる場所にあった釧路湿原野外図鑑10。植物に埋もれています。湿原内はハンノキばかりですが、この鶴居軌道跡(釧路湿原探勝路)周辺では様々な樹木が見られるそう。カエデやヤナギ、果実をつけるものなどが自生しています。
木道と鶴居軌道跡(釧路湿原探勝路)が交わる所からの眺め。
釧路湿原探勝路は鶴居軌道跡につくられた歩道。鶴居軌道は1928年(昭和3年)に開通し、馬やガソリン車、戦後はディーゼル機関車が走っていた簡易軌道(北海道だけにあり、道路建設が困難な場所で使用された)です。道路の整備などが進み1968年(昭和43年)に廃止されました。
今いるこの場所が温根内木道の一番奥になります。未舗装の釧路湿原探勝路で戻ろうと思いましたが、けっこう自然なままの感じだったので木道を引き返しました。
スタート地点から2つ目の分かれ道まで戻り、今度は(帰りは写真の向こうの道から来るため)左に曲がります。
左に曲がったときの様子。
曲がって間もなくあった釧路湿原野外図鑑11。釧路湿原に棲んでいる動物が紹介されてました。ほ乳類はエゾシカやキタキツネをはじめ、エゾリスやエゾタヌキ、エゾユキウサギなどが生息。エゾサンショウウオやエゾアマガエルなどの両生類に、シマヘビやアオダイショウなどのは虫類も棲んでいます。ヘビは毒を持っていないそうなので、心配ご無用。
真っすぐな道が続きます。
この辺りは背の高い草が生い茂っていますね。
真っすぐ行った先にあった釧路湿原野外図鑑12は昆虫が紹介されてます。トンボは46種、チョウは84種、ガにいたっては800種類もの生息が確認されているとのこと。その他の生物を合わせると温根内周辺だけでも1000種を超える生物が棲んでいるということです。すごいですね。
びっしりと生える草たち。
しばらく歩くと釧路湿原野外図鑑13があります。鶴居軌道跡(釧路湿原探勝路)の花が紹介されていました。季節ごとに湿原内とは違った種類の花が咲いているそうです。鶴居軌道跡も見どころが多そうですね。
野外図鑑13付近から見た風景です。
ここを進むと行き当たるのが鶴居軌道跡。
鶴居軌道跡が近くなるにつれて木が多くなります。
木道と鶴居軌道跡が交わる場所にあった釧路湿原野外図鑑14。これで野外図鑑を制覇です。釧路湿原の留鳥が紹介されてました。留鳥とは一年中同じ場所で過ごす鳥たち。温根内にはエゾフクロウやトビ、ヤマゲラなどが生息しています。
ここから右に曲がると舗装されているので、鶴居軌道跡を通って帰ることにしました。
釧路市湿原展望台までは約4キロ。道がもう少し歩きやすかったら、歩いて行ってみたかったです。ちゃんと装備を整えないと難しそうですね。温根内ビジターセンターまでは約0.6キロ。
ここの木道はまた違った雰囲気で楽しいです。
鶴居軌道跡から見た湿原の様子。
生えている植物も今までとは違う気がしますよね。
ちょっとした川のようになっているので、橋がありました。
この辺りは湿原内より緑が濃い気がします。気のせいでしょうか。
この道を進むと元来た道に行き当たります。
今回はちょっと雨も降ったりしましたが、舗装されている木道は全て回ることができました。湿原内はとても静かですが、草木のざわめきや鳥のさえずりが聞こえてきてとても癒やされます。この温根内木道は湿原内を歩けるので、ほんの一部ですが釧路の大自然に触れることができました。とてもいい体験だったと思います。
- スポット名釧路湿原 温根内木道
- 料金無料
- 住所北海道阿寒郡鶴居村温根内
- 北海道阿寒郡鶴居村温根内
- 電話番号0154-65-2323(温根内ビジターセンター)
- 営業時間10:00~17:00(4月~10月)10:00~16:00(11月~3月)(温根内ビジターセンター)
- 休業日火曜日 年末年始(12/29~1/3)(温根内ビジターセンター)
- 駐車場有
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