ブう～で道東産お刺身ざんまい｜北海道釧路市

港の屋台

北海道釧路市にあるブう～に行ってまいりました。釧路フィッシャーマンズワーフMOO内の「港の屋台」にあるお店です。

こちらが港の屋台の入口。

港の屋台には魚介類やザンギ、定食などの９店舗が軒を連ねます。

マップもありました。今回、私が伺ったブう～はこちら側から見ると一番奥になります。

ブぅ〜

ブう～は調理場を囲むようにあるカウンター席のみ。

メニュー

メニューは仕入れの状況によって変わるようで、丁寧な字で手書きされてます。毎日書かれてるんでしょうか。この日は生イワシや生にしん、、時しらず、タンタカなどのお刺身がありました。産地は釧路や根室、北方四島など北の海の幸が満載。お刺身の盛り合わせやにぎり寿司もあります。今回は道東産刺身づくし盛り合わせ（1650円）を注文。

他にも時しらずの焼き物やイワシのタタキ、花咲カニのむき身、北海しまえびなどがあります。海鮮カルパッチョやイカのバター焼き、ムール貝の酒むしなどはおつまみにもよさそうですね。

また海鮮生ちらし丼や三色丼などをはじめとした丼物も提供されてます。飲み物はビールに日本酒、焼酎、サワー、ワイン、ソフトドリンクなど。ボトルのキープもできます。

釧路の魚も紹介されてました。

道東産刺身づくし盛り合わせ

こちらがブう～の道東産刺身づくし盛り合わせ。

この日のお刺身はタンタカ、黒ソイ、時しらず、ニシン、イワシ、ツブガイ、舌平目、花咲カニ、しまえび。私の地元・熊本ではなかなかお目にかかれない物ばかりです。

タンタカ

タンタカは松皮カレイといって、通称はマツカワ。高級魚で北日本海や南オホーツク海に分布します。その身はとてもなめらか。品がある味わいを楽しむことができました。

黒ソイ

こちらも高級魚の黒ソイ。日本海側では一種しか獲れないため、その地域ではかなり高価になるそうです。オホーツク海側では数種類が獲れるため、食べやすい価格になるとのこと。これまた身がなめらか。ざらつきなど一切なく、上品な味わいです。

時しらず

北海道ではお馴染みの時しらず。鮭は通常８月から漁がはじまりますが、時しらずは5月〜7月。時をまちがえた鮭ということから時しらずといわれています。脂がのりまくっていて濃厚。トロけてしまいます。

ニシン

続いてはニシン。やはり寒い海の魚で、私にとってはお刺身でいただく機会はなかなかないです。とにかく脂がのっていて力強い味わい。グワッと甘みも広がります。

イワシ

こちらはイワシ。イワシは熊本でも食べますが、お刺身はそうそう食べれません。やっぱり北海道は違いますね。イワシ特有の風味も強く、後で甘みが広がります。ご主人によるとイワシはこの日が初水揚げだったそう。実は昨日の夜もブう～に訪問したのですが、既に営業を終了されてました。もし昨日営業されていたら、イワシのお刺身はいただけなかったので、ラッキーです。

ツブガイ

お次はツブガイ。コリコリ感がハンパないです。歯ごたえのある食感が楽しい。そして甘みもあります。貝は北海道に来て本当に印象がかわりました。

舌平目

こちらは舌平目。平目といっていますがカレイだそうです。さっぱりとしていて食べやすい。品もある味わいでした。

花咲カニ

花咲カニは身がむいてあるので食べやすいです。カニの皮むきが苦手な私にとってはとてもありがたい。花咲カニは先週くらいに解禁だったということで、タイミングが良かったです。とにかくカニの風味が濃厚。カニの旨みを堪能できます。いつもならカニは時間がかかるのですが、この日ばかりはあっという間に完食してしまいました。

シマエビ

この海老はシマエビ。正式にはホッカイエビ（ホクカイエビ）というそうです。やはり北のほうの海に生息しているそう。とても濃厚で甘みのある味わいが楽しめます。いつも食べてるエビと違う気がしました。

にぎり寿司盛り合わせ

お刺身の盛り合わせをいただいてお腹に余裕があったので、にぎり寿司盛り合わせ（1350円）も追加で注文。

向かって一番左は黒ソイ。盛り合わせにつづての対面です。シャリと一緒にいただくと、なめらかさがいっそう際立つ。上品さも健在でした。

お隣は銀シャケ。シャケ感がとてつもないです。シャケシャケしてます。濃厚で身はトロけ、甘みがありました。

お次は生ほたて。身は柔らかいのに、それでいて引き締まっています。とても濃厚な味わいで、後には甘みが広がってきました。

つづいてはサバ。あのサバ特有の風味が濃厚です。もちろん生臭さはありませんでした。

中央にある花咲カニ。こちらも盛り合わせからの再見です。シャリと一緒でもカニの風味、味わいは健在。というか見事に共存しています。

お隣はほっき貝。シャキシャキとなめらかを足して割ったような食感。単に歯ごたえがあるだけとは訳が違います。食感に加えて甘みも楽しめました。

お次は甘エビ。身がいつも以上にトロける感じがします。もちろん甘さは濃厚で、しっかりと堪能できました。

そしてイクラ。プッチプチです。とにかく弾力がすごい。弾けた後は濃厚な旨みが広がります。

ラストは蝦夷馬糞ウニ。今の時期は旬ではなかったそうですが、臭みは全くない。個人的には十分に濃厚で、クリーミーさも楽しめました。

ブう～はご夫婦で切り盛りされています。お二人ともとても話しやすい方で、店内はアットホームな雰囲気。気軽に行けるお店だと思います。もちろん魚に関してもお詳しく、色々と教えていただきました。また、普段はなかなか食べれない魚も盛り沢山で嬉しかったです。また違う時期に違う魚を食べに来たいですね。