最高の格式を持つ南禅寺｜京都府京都市

京都府京都市左京区にある南禅寺に行ってまいりました。開祖（創立者）は亀山法皇。710年に無関普門を開山（初代住職）に迎えました。日本初の勅願寺（天皇・上皇の発願によって建立されたお寺）で、非常に格式の高いお寺です。こちらの勅使門は重要文化財。ここから院内へ入りました。

三門

勅使門から真正面に見えるのが三門。こちらも重要文化財に指定されています。

南禅寺の三門は天下竜門とも呼ばれ、日本三大門の一つに数えられます。

創建当時のものは1295年に西園寺実兼の寄進によって建立。1447年の火災で残念ながら焼失しました。現在の門は1628年に藤堂高虎が大坂夏の陣で倒れた家来を弔うために再建したもの。

三門から勅使門の方向を見たところ。この道を通って来ました。

三門の構造は五間三戸（正面柱間が5間で、うち中央3間が出入口）の二重門（2階建）。上層の楼は五鳳楼といいます。迫力がありますね。

有料ですが三門に登ることも可能。一般の方は500円・高校生400円・小中学生300円です。せっかくなので登ってきました。こちらが入口となってます。

階段はけっこう急なので気をつけて登りたいところ。

三門の回廊。

三門から西側の眺め。

三門よりの西側の眺め。京都の街並みを望むことができます。いい景色ですね。

東側には法堂。

ちょうど紅葉が色づいていて綺麗です。

三門の南側には天授庵。

そして正因庵などがあります。

北側にある南禅僧堂。

日本の伝統的な装飾である擬宝珠。

回廊の欄干（橋や縁などに転落防止の為に設けられた手すり）の細工。

細かいところまで抜かりないですね。

三門からの出口はこちらになります。

ちょうど紅葉の季節でとても綺麗な景色を見ることができました。

三門を法堂側から見たところ。

離れて見ても堂々たるお姿ですね。

上層の五鳳楼には釈迦如来と十六羅漢像などが安置してありす。撮影禁止なので写真はありませんが、そちらも見応えがありました。