山頂にそびえる現存天守！宇和島城｜愛媛県宇和島市

こちらが天守一階の武者走り。

武者走りの内側に障子が残る形は唯一の現存です。

また大抵のお城には備わっている狭間や石落しがありません。窓の格子の幅も広く一見無防備に見えます。しかし良く見ると窓の下に鉄砲掛けがあり、窓から直接射撃する設計だった可能性があるそうです。

障子の内側には甲冑やお城の模型が展示してありました。

一階の天井には棟上げ式の弓矢があります。

めちゃくちゃデカいですね。

階段はけっこう急なので気をつけましょう。

こちらが天守の二階。

二階にも障子があります。

当然ですが一階に比べると武者走りの幅が狭い。

そしてやはり窓の下には鉄砲掛け。ただ仮にここまで敵に攻め込まれた場合、いくら狭間や石落しから攻撃しても焼け石に水という気がしますけどね。狭間や石落しがなく、太平の世のお城とはいわれますが、私はむしろ合理的なんじゃないかと思いました。

二階から三階の階段も急です。

そしてこちらが最上階となる三階。

ここは障子がなく一つの部屋となっています。

確かに他のお城と比べると格子の幅が広いよう。

おかげで格子窓にしては景色がよく見えました。

一階の出入り口、天守台からの眺めです。

現在、宇和島城のお堀はすべて埋められ三の丸も残っていません。

建物もほとんどが失われてしまいましたが、天守だけは残った。本当にありがとうと言いたいですね。

今後もずっとそのお姿を保っていただきたいと思います。