紅葉の名所!東福寺|京都府京都市

龍吟庵

本坊庭園の次に向かったのは龍吟庵。東福寺三名橋の一つ、偃月橋を渡っていきます。龍吟庵は通常は非公開ですが毎年11月に一般公開されるので、今回は運良く拝観することができました。

東福寺 偃月橋1

偃月橋は1603年に再建されたもので、切妻造り(きりつまづくり)の桟瓦葺き(さんかわらぶき)。日本百名橋にも選ばれており、重要文化財にも指定されています。

東福寺 偃月橋2

偃月橋を渡った先には龍吟庵への入口。付近に紅葉があり、きれいですね。

東福寺 龍吟庵入口

龍吟庵の方丈は入母屋造り(いりもやづくり)のこけら葺き(薄板を使って施工する手法)。応仁の乱以前の室町時代初期に造られた方丈建築物で、現存するものでは最古。国宝に指定されています。

東福寺 龍吟庵方丈と紅葉

庵内に入って最初にあるのは南庭。白砂を敷いただけの非常にシンプルな作りになっています。

東福寺 龍吟庵南庭1

別名は無の庭。あまり難しいことは分からない私ですが、これは納得ですね。

東福寺 龍吟庵南庭2

南庭の次にあるのが西庭。

東福寺 龍吟庵西庭1

別名は龍門の庭および清光苑といいます。後で気が付きましたが、竹垣には稲妻模様がありました。細かいところまで抜かりないですね。

東福寺 龍吟庵西庭2

龍が海から顔を出し、黒雲に乗って天へ昇る姿を表しているそうです。

東福寺 龍吟庵西庭3

西庭から歩を進めると姿を現すのが開山堂。方丈の後方に位置しており、重要文化財である大明国師坐像が安置されています。

東福寺 龍吟庵開山堂

開山堂の先には東庭。別名を不難の庭といいます。

東福寺 龍吟庵東庭1

大明国師が熱病にかかって山中に捨てられた際に、二頭の犬が国師を狼から守ったという話を表しているそう。鞍馬の赤石が敷かれているのも特徴的ですね。

東福寺 龍吟庵東庭2

龍吟庵の付近にも紅葉があり、より一層景観を高めていました。

東福寺 龍吟庵の紅葉1

東福寺 龍吟庵の紅葉2

こちらは偃月橋のそばにあった紅葉。

東福寺 龍吟庵の紅葉3

何も知らずに拝観した日が11月だったということで、とてもラッキーでした。国宝の方丈と三つの庭を見ることができて良かったです。

  • スポット名
    東福寺
  • 料金
    通天橋・開山堂(大人400円・小中学生300円) 東福寺本坊庭園(大人400円・小中学生300円)
  • 住所
    京都府京都市 伏見区深草本寺山町1−4
  • 京都府京都市 伏見区深草本寺山町1−4
  • 電話番号
    075-561-0087
  • 営業時間
    9:00~16:00(4月~10月末まで) 8:30~16:00(11月~12月初旬まで) 9:00~15:30(12月初旬~3月末)
  • 休業日
    無休
  • 駐車場
    駐車場有り(ただし、10月下旬~12月上旬の紅葉の時期は閉鎖)

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