最高の格式を持つ南禅寺|京都府京都市
法堂
三門の先にあるのが法堂。
残念ながら創建当時の建物は応仁の乱で焼失。
1606年に豊臣秀頼によって復興されましたが、明治の火災で再び焼失。現在の建物は1909年に再建されたものです。ちなみにこの年の6月には旧国技館が落成したそう。全然関係ないですけど。
本尊は釈迦如来様。右側に文殊菩薩、左側に普賢菩薩が安置されています。
水路閣
法堂の南側にある水路閣。1890年の竣工です。
赤レンガのアーチは、南禅寺内にあっても違和感はありませんでした。
高徳庵(最勝院)
水路閣のエリアのさらに奥にある高徳庵(最勝院)。
門の付近にも紅葉があり、とても綺麗でした。
高徳庵は南禅寺の塔頭(禅宗の寺院に寄り添って建てられた塔や庵)のひとつです。
南禅院
水路閣の南側に位置する南禅院。
南禅院は南禅寺発祥の地とされ、かつてはここに亀山法皇の離宮である禅林寺殿があったとされています。
こちらは庭園からみた門。
南禅院の方丈は桂昌院(江戸幕府3代将軍・徳川家康の側室で、5代将軍・徳川綱吉の生母)によって1703年に再建されました。
中央には重要文化財に指定されている亀山法皇御木造が安置されています。
襖絵はかの有名な狩野派による水墨画。もっと近くで見てみたいものです。
方丈前の庭園の様子。
国の史跡および名勝に指定されています。美しいですね。
ちょうど紅葉も始まっていて綺麗ですね。
方丈の構造は構造は総桧の入母屋造こけら葺きです。
こちらは舞台かなにかになるんでしょうか。
こちらは亀山法皇廟所(宮内庁の管轄)。
亀山法皇のご遺言により、分骨された遺骨が埋葬されています。
亀山法皇自らの作庭で、夢窓疎石の手によって完成したと伝わる庭園。
今でも当時の面影を残しているといわれています。
庭園は鎌倉時代の代表的な池泉回遊式。
古くから京都の三名勝史跡庭園の一つに数えられています。
歩道を一周してくると、再び方丈の前へ戻ってきました。
院内は静寂に包まれていて、どこか神聖な雰囲気もあります。
そんな中でものどかな時間が流れていました。ゆっくりと散策を楽しみたい場所ですね。
- スポット名南禅寺
- 料金南禅寺そのものは無料
- 住所京都府京都市左京区南禅寺福地町
- 京都府京都市左京区南禅寺福地町
- 電話番号075-771-0365
- 営業時間12月1日~2月28日 8:40〜16:30 3月1日~11月30日 8:40〜17:00
- 休業日12月28日~31日
- 駐車場有(有料)
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