山陰唯一の現存天守!松江城|島根県松江市
こちらは天守の二階。
二階には材木や瓦、松江のジオラマや絵などが展示してあります。
二階には石落としがありました。石落としとは建物の一部をせりだして、そこから石や熱湯で敵を攻撃するための防御設備。松江城天守の場合は一層と二層の間に利用して四隅と東・西・北壁にあり、外部からは分かりにくくなっています。
二階は一階と同じ面積で、高さ3.5メートル。
二階の壁には袋狭間がありました。狭間とは鉄砲や弓矢で敵を攻撃するためにあけられた穴で、通常手前は広くて外側は狭い。これは内側から攻撃しやすくて、外の敵からは攻撃を受けにくくするための工夫です。
こらは天守の三階。
三階は東西に11.58メートル、南北に20.26メートルあり、高さは3.49メートルとなっています。三階もけっこう広い。
中央には松江城のジオラマがあります。
周囲の壁には日本のお城の写真が飾ってありました。
こちらは天守四階。
四階は東西に11.58メートル、南北に15.44メートル。
なんと高さは4.6メートルもあります。
西側の大破風の内側には箱便所が設けてありました。軍事施設である天守は基本的に生活のための機能は持っていないので、珍しいと思います。
階建の踊り場から見た天守四階。
そしてこちらが最上階の五階です。
五階からは松江の街が一望できました。とてもいい眺めです。
天井には棟札がありました。棟札は建物の建築や修築の記録を書いて高所に取り付ける札です。
松江城の天守五階は内側から四方を見渡すことができる望楼型。現存する天守の中では珍しい形式だそうです。
通称は天狗の間ともいわれ、戦の際には城主が指揮をとる場所となります。
五階は東西に9.64メートル、南北に7.72メートル。
下の階に比べれば狭いですが、それでも中央の間は24畳もあります。
1871年(明治8年)の廃城令によって城内の建物のほとんどが取り壊されてしまった松江城。それでも地元の方の尽力で天守だけは残った。この立派な天守は松江の方の誇りですね。
今後も維持管理して今の姿をいつまでも保っていただきたいです。
- スポット名松江城
- 料金大人560円
- 住所島根県松江市殿町1−5
- 島根県松江市殿町1−5
- 電話番号0852-21-4030
- 営業時間(4/1~9/30)7:00~19:30(10/1~3/31)8:30~17:00
- 休業日無休
- 駐車場有料駐車場が有
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