備中の中心！高梁市の美観地区 紺屋川筋｜岡山県高梁市

備中の中心地として栄えた高梁

岡山県高梁市にある美観地区、紺屋川筋に行ってまいりました。かつては備中（現在の岡山県西部）の中心として栄えた地域です。そのためこの地を巡って幾度となく戦乱に巻き込まれ、特に毛利氏と三村氏が戦った備中兵乱では備中松山城が荒廃してしまいました。

山陽の小京都といわれる高梁。高梁川に流れ込む紺屋川は備中松山城の外堀の役割も果たしました。

また桜の名所としても知られ、春には桜が咲き誇ります。

こちらは県内最古といわれる高梁基督教会堂。1889年（明治22年）に建てられました。

備中の中心地だった名残でしょう。

紺屋川の両脇には昔ながら建物が残っています。

端のほうにあった大きな建物。

川沿いだけではなく一本入ったところ。

特に有名な建物やスポットがあるわけではないようですが、昔ながらの街並みとなってます。

こちらは海軍中将 杉成人生誕の地。中将といえば大将に次ぐ階級です。いわばナンバー2。一般的な軍人からすると雲の上の存在です。

備中松山城の城主であった板倉家の菩提寺である安正寺。板倉家は1744年から備中松山藩の藩主を勤めた家柄です。幕末までの約130年、8代に渡って備中を治めました。

こちらは高梁市郷土資料館。1904年（明治37年）に建てられた旧高梁尋常高等小学校の本館を利用しています。地元の良質な材木を使用しており、現在でもほとんど狂いはないそう。まさに100年たっても大丈夫。撮影不可なので写真はありませんが、館内には幕末から昭和にかけての生活用具や農耕機具などが展示されています。

展示物はもちろん建物自体も立派なので、そこも見どころの一つ。特に二階の二重折上格天井（にじゅうおりあげごうてんじょう）はお見事。入館料は大人300円ですが、備中松山城や武家屋敷との共通券もあるので、観光の際には立ち寄るのもオススメです。