いでよロマンス!愛とロマンの8時間コース|北海道礼文島 桃岩荘ユースホステル
波乱のスタート 霧のスコトン岬
最後の日本三バカユースホステルとして有名な北海道の礼文島にある桃岩荘ユースホステル。その桃岩荘が開拓した「愛とロマンの8時間コース」を歩いてまいりました。愛とロマンの8時間コースを歩くには前日の説明会への参加が必須です。そして朝は超早起き。桃岩荘のバスで島の最北端、スコトン岬まで送ってもらいます。
この日は島全体が霧に覆われており、天気が変わりやすい礼文島でもこれは珍しいそう。一時は中止も検討されましたが天気予報などから決行することになりました。しばらく霧が晴れるのを待っていたため、時間的には少しハンディを背負うかたちになります。写真は昨日の快晴とは打って変わって霧のスコトン岬。
道もこんな感じになっていました。
ゴロタ岬を目指して海岸沿いを歩きます。
ゴロタ岬
1時間ほどでゴロタ岬に到着。霧か雲か分かりませんが曇っていて周りが見えません。
歩いてきたところは辛うじて見えました。
ゴロタ岬〜澄海岬間
今からこちらの方面へ向かって歩くことになります。函館山から見た函館に形が似てますな。
ゴロタ岬から次の澄海岬に向かっている間にだんだんと霧が晴れてきました。
ご覧ください、この美しい海岸線を。少しモヤがかかっているのも、それはそれでいいです。
ようやく島の景色も楽しめるようになってきました。
しばらくは山道を歩きます。
けっこうな登りもありました。
ふもとから見た海岸。これをずっと歩いていくわけです。
何度もアップダウンがあるんですが、登ると景色が最高です。
海の水が青すぎ。海だけ見れば南国です。
今まで歩いてきたであろう海岸線。
山だけ見ると私の地元、熊本の阿蘇山を思い出します。緑のかんじが似てるんですよね。
阿蘇みたいな山の緑に青い海。本当に絶景です。
澄海岬
そしてこちらが澄海岬。スコトン岬をスタートしたから約3時間ほどで到着しました。ここは礼文島で一番の透明度を誇るそうです。
ふもとの売店で休憩。私はホタテをいただきました。
めちゃくちゃ風が強かったので髪がねぐせみたいになってます。
澄海岬〜昼食ポイント間
澄海岬を出ると次は昼食ポイントへ。
この辺りになるとちょっと植物の雰囲気が違うように思います。
こんなあぜ道も歩きました。
南下してくるとちょっと木が生えてきます。
この辺りになるとめっちゃ木が生えてる。
と思っていたらこんな雑木林のようなエリアもありました。
昼食ポイント
ようやく到着した昼食ポイント。スタートから約4時間半。12時半ごろに着いたのでお昼にはちょうどいい時間でした。
ここらへんは山肌が見えてます。この昼食ポイントも下は砂利。
こちらは桃岩荘ユースホステル名物の圧縮弁当(500円)です。すごい名前ですね。その名の通りご飯がめっちゃ詰まってます。見た目以上のボリューム。でしたが久々の運動でとてもお腹が減っており、圧縮弁当と自分で持ってきてきた菓子パン(アップルパイ)も食べてしまいました。食べても食べても(太らずに)お腹が減って仕方なかった10代や20代前半を思い出しましたね。久しぶりの感覚でした。
昼食ポイント〜宇遠内間
昼食をとったら次は宇遠内というエリアを目指します。礼文島も秘境だと思うのですが、宇遠内はその礼文島の秘境といっても過言ではない場所だそう。
この辺りは迫力のある景色が見えます。
岩肌もすごい。
こんな急斜面を駆け下りたりもします。
山から流れてきた川が海へと注ぐところ。
急斜面を下りたら思いっきり海岸に出ます。
とにかく海の水が綺麗で青いんですよ。
こんなゴツゴツした岩場も通ります。
途中には名もない滝がありました。
宇遠内
こちらが宇遠内の休憩所。地元の方が運営されています。出発してから約7時間半、14時半ごろに到着しました。休憩所のお母さんによると順調なペースだそうです。
半分以上も歩いたということで、ビールをいただきました。本当は油断大敵なんですけど誘惑に負けてしまったのです。
宇遠内は本当に人里離れた場所にあり、車が入れる道もありません。移動は歩きか船がメインです。私の記憶が正しければ現在は3世帯ほどがお住まいですが、冬になると違う場所へ行かれるそう。不便というのもありますが気候も厳しいということです。ただ電気は通っており電柱がありました。よくこんな所まで作ったもんだと思います。
礼文林道
宇遠内を出てしばらく歩くと礼文林道という道に出ます。
小さな島でも場所が違えば全然雰囲気が違いますね。
自然なのか人工なのか木が規則正しく生えていました。
途中にはこんな道もあります。
雲が山にかかってました。
利尻富士がきれいに見えるポイント。ちょうどこの方向に雲ひとつなく、ハッキリと利尻富士が見えました。この時点で時間は17時半。スタートしてから約10時間半です。以前はこの礼文林道の後に地蔵岩の方へ歩いてゴールだったそうですが、現在は桃岩荘ユースホステルがゴール。林道を抜ければ舗装された道路を歩きます。
私達のグループは19時ごろに桃岩荘に到着。スタートから約12時間で、夕日に間に合いました。これはまあまあのタイムだそうです。ちなみに「愛とロマンの8時間コース」となってますが、よほどの健脚でないと8時間での到達は無理でしょう。
正直なところ友人に薦められてしぶしぶ宿泊した桃岩荘ユースホステル。しぶしぶ参加した「愛とロマンの8時間コース」でしたが、結果的には断然参加してよかったです。桃岩荘も完全に意見が分かれる場所ですが、私は泊まって良かった派。今回は2泊(愛とロマンの8時間コースに参加するには2泊が必須)でしたが、もう1泊するともっと桃岩荘のことも分かるし満喫できると思います。個人的には予想以上に楽しめました。
- スポット名礼文島
- 住所礼文島
- 礼文島
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