青井阿蘇神社文化苑|熊本県人吉市
継承殿
継承殿の表玄関は工事中だったため、こちらの西玄関から入ります。
内観
継承殿内を西玄関から見たところ。
玄関に置いてあった木の置物。何なのかは分かりませんが、立派ということだけは僕にだって分かります。
元横綱・朝青龍、ダグワドルジ氏の写真。青井阿蘇神社で奉納されたようです。
奉納された南極の貴重な石。50年ほど前に採取されたものということです。
桃の節句の吊り飾りの部屋
西玄関から入って左手にある部屋。おもちゃの部屋のようですね。
かわいい人形も飾ってあります。
この部屋にぶら下がっている物は「桃の節句の吊り飾り」。その年に生まれた女の子の幸せを願って手縫されたぬいぐるみの飾り物で、江戸時代末期より受け継がれる縁起物ということです。
人吉定番のおもちゃ、きじ馬と踊る女の子の写真。
屋根裏部屋
実はこの部屋には屋根裏部屋があります。ハシゴで入るので、登る際と降りる際はご注意。
屋根裏部屋の様子。
屋根裏部屋に展示してある刀。脇差しでしょうか。
小さなお神輿もありました。
先に進むと様々な調度品が展示してあります。
展示してあった屏風絵。
あじろの間
こちらはあじろの間。唐様の茶室ということです。
床の間にかかっている掛軸は十徳円満図。十の縁起物が描かれています。その縁起物は一富士、二鷹、三なすび、四神相応、五鯉躍(ごりやく)、六瓢箪(むびょうたん)、七福神、八方にらみの龍、九頭馬、十徳地蔵。縁起が良すぎますね。
風炉と釜。お茶会などで使われるのでしょうか。
神棚の部屋
こちらは神棚です。
正面玄関の部屋
この鎧は備え具足(城備え)。合戦にそなえて武具を所持していない家臣のために藩が用意して城に備えていた具足。胴表に藩の家紋をこしらえ、管理のために番号がふってあります。こちらの備え具足は相良藩の家紋、剣梅鉢紋と管理番号四十八番が記されているそうです。また、右側にある兜は鉄黒漆塗二十八間総覆輪阿子陀筋兜。前方三本のしだれが比較的長く漆で盛り上げてあることから室町時代の物と考えられています。
こちらの日本人形は享保雛といって江戸時代中期の雛人形。幕末の大火の際には土に埋めて難を逃れたといわれるお人形さんです。
こちらは弓とその弓矢。立派な弓です。
床の間に飾ってった掛軸。描かれているのは鮎でしょうか。魚が遡上している様子が伺えます。
ちょっと本筋からは逸れますが、懐かしいダイヤル式の黒電話。
実はこちらの部屋、表玄関の正面にある部屋です。
偉い人などが入る玄関なのでしょうか。もかしたら西玄関が日常的に使われる実質的な玄関だったのかもしれないですね。
継承殿にはこの他にも撮影禁止の復古の間や、陶芸品などの展示もあります。復古の間には鎧などが展示してあり、かなり見ごたえがありました。青井阿蘇神社に参拝される観光の方は多いですが、文化苑まで見られる方は少ないようです。展示品などじっくり見ていくと青井阿蘇神社のことがより分かると思いますので、お時間がある場合は文化苑までご覧になってはいかがでしょうか。
- スポット名青井阿蘇神社 文化苑
- 料金大人300円 高校生以下100円
- 住所熊本県人吉市上青井町118
- 熊本県人吉市上青井町118
- 電話番号0966-22-2274
- 営業時間9:00~17:00
- 駐車場有(青井阿蘇神社と共用)
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