喜多方の蔵めぐり 〜郊外編〜|福島県喜多方観光
喜多方では中心部だけでなく、広範囲に渡って蔵が建っています。場所ごとに特徴があったりしてよく見ればとても面白いです。今回は自転車でできうる限りの蔵をめぐってきました。なおパンフレットなどで紹介されている地名は記載していますが、そうでない場合は伏せておこうと思います。
レンガ造りの蔵がある上三津谷集落
まずはレンガ造りの蔵があることで有名な上三津谷集落。集落の入口付近でさっそくレンガ造りの蔵のお店を発見しました。
上三津谷集落はそんなに大きい集落ではないですが、たしかにレンガ蔵が多いです。
そこにもここにもレンガ造り。
レアキャラなはずのレンガ蔵を普通に見ることができます。
若菜家
基本的に蔵は非公開なんですが、こちらの若菜家では蔵を公開されています。
観覧料は中学生以上が200円、こどもは無料。受付は中です。
中に入るとさらにレンガ蔵がありました。
この入口のアーチがすごいですね。この農作業蔵はの建築は1910年(明治43年)だそう。こちらは中に入ることができます。
この農作業蔵はわらの加工や脱穀、精米、貯蔵、家畜の食料などに使われていたとのこと。
二階は一面畳敷きになってます。なんと52畳もあるそうで、これは広い。
様々な調度品が展示してありました。
こちらの味噌蔵は入口のアーチが2つもあります。すごいしオシャレでもありますね。
味噌蔵は1921年(大正10年)建築のもの。現在でも自家製の米麹を使って大豆、塩だけで仕込んだ味噌をつくられています。
通りからも見えていた三階蔵。1916年(大正5年)の建築だそうです。かつては農機具を保管した蔵で、農機具を展示していましたが、東日本大震災以降は中に入らないようにしているとのことでした。
三階蔵の横にあるのは座敷蔵。1917年(大正6年)の建造です。こちらも中を案内していただきました。座敷蔵ですので中はお座敷になってます。
漆塗りの欅(ケヤキ)を使用した贅沢な蔵座敷。来客の宿や会議、茶室、隠居などに使用されていたそうです。欄間も凝ってますね。
このガラスは大正時代の貴重な物だそうです。
若菜家の方も感じのいい方で、気持ちよく蔵を拝見することができました。農作業蔵、味噌蔵、三階蔵、蔵座敷は国の有形文化財に指定されています。また若菜農園ではお米や自家製味噌、ぶどうなどを販売。ネットからでも購入できますので、興味のある方はぜひ。
登り窯
上三津谷集落には登り窯があります。レンガを作っているんですね。
どうりでレンガ蔵が多いはずです。僕が行った時間は開いてなかったんですが、登り窯の近くにはレンガについての資料を展示してある煉瓦館もありました。
岩月夢想館
木造校舎の旧岩月中学校。
現在は夢想館という生涯学習施設として利用されています。
上岩崎集落
コテ絵が施された蔵があるということで行ってみた上岩崎集落。
コテ絵の蔵以外にもたくさん蔵がありました。
ここの集落で唯一見つけたレンガ造りの蔵。普通の出現率はこんなものだと思います。上三津谷集落がすごすぎるんです。
基本的に漆喰の蔵が多数派ですが、土壁の蔵が多い場所もありました。
コテ絵の蔵
そしてさんざん迷ってようやく見つけたコテ絵の蔵。実は2,3回前を通ったのですが、気づかずに素通りしていました。
こては龍でしょうか。
こちらは鷹のコテ絵です。これをコテで描いてるって信じられませんね。
窓のところには花飾り。細部にまでぬかりはありません。
内側にもコテ絵はあります。
こちらは黒い馬。
そして鶴です。
ちょっと影になって見えにくいですが、こちらも鶴でしょうか。
ここにも鳥が描かれていました。
よく見てないと通り過ぎてしまうコテ絵の蔵。しかし見れば見るほど凄い蔵でした。
熊倉集落
米沢街道が通る熊倉集落。若松より2つ目の宿場町、熊倉宿として栄えた場所です。市場があり、経済の中心でとても裕福な宿場町だったそうですよ。熊倉集落はレンガ造りの蔵が目印。
整然とした街並みは当時の面影を残しています。
- スポット名喜多方郊外
- 電話番号0241-24-5200 (観光交流課)
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