唯一現存する江戸時代の役所!高山陣屋|岐阜県高山市
この陣屋で一番偉い人の部屋だけあって、天袋に違い棚、床の間も備えています。またこちらの部屋では2015年(平成27年)4月22、23日に第73期名人戦の第2局が行われました。先手が羽生名人、後手が行方八段での対局。行方八段が94手で勝利されました。このシリーズは最終的に羽生名人の4勝1敗。見事に防衛されました。
向かって左手にある御囲い。こちらは茶室になります。
こちらは庭の奥にある勝手土間。
建物の右奥にある女中部屋。囲炉裏がありお湯が沸かせるようになっています。
こちらは台所。建物の一番奥になります。
その隣りにある下台所。こちらは女中や用人の食事場所です。
その脇にある土間。けっこう広いです。
大広間へと続く廊下。ここも畳敷きです。
こちらが大広間。書院ともいわれ、儀式や会議、講釈などが行われました。
かなりの広さですね。なんと49畳もあります。
大広間の横にある使者之間。使者の控え室で、伝令を伝えるときなどにも使われました。ここも15畳の広さがあります。
使者之間の横くらいにある蔵。1〜4、9〜12番の蔵があります。中は撮影不可でしたが、資料などが展示してありました。
この部屋は吟味所。罪人の取り調べを行った場所です。
こちらは御白洲。砂利が敷かれており、それが白く見えるので白洲と呼ばれます。ここも罪人を吟味する場所ですが、一般庶民はここの白洲。由緒ある浪人うや町人は板縁(いたえん:縁側の板)、武士や僧侶、神官は縁側で吟味を受けたそうです。罪人であっても身分の差があったんですね。
高山陣屋を見学してきましたが、柱にはいたるところに釘隠しがありました。その名の通り釘の頭を隠す飾り金具です。この模様は真向かい兎。古来から兎は縁起のいい動物であり、長い耳で領民の声をよく聞けという願いも込められています。陣屋内には152個もあるそうです。
とても広い建物である高山陣屋。それだけに見どころも多かったです。江戸時代の役人の方の仕事ぶりに思いを馳せることができました。
- スポット名高山陣屋
- 料金420円
- 住所岐阜県高山市八軒町1-5
- 岐阜県高山市八軒町1-5
- 電話番号0577-32-0643
- 営業時間(3~7月・9~10月)8:45~17:00(8月)8:45~18:00(11~2月)8:45~16:30
- 休業日12/29, 12/31, 1/1
- 駐車場近隣に有料駐車場が有り
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