行基が開いたお寺！飛騨国分寺｜岐阜県高山市

歴史あるお寺 飛騨国分寺

岐阜県高山市にある飛騨国分寺に行ってまいりました。高山駅からは歩いて5,6分ほどの場所にあります。飛騨国分寺は746年（天平18年）に聖武天皇の勅願（天皇の祈願）によって創建されました。開基（お寺を開いたお坊さん）はあの行基と伝わっています。創建当時は七重塔や金堂、仁王門などがある大寺院でした。

こちらは境内にあった鐘楼。

この日は寒くて境内にも雪が積もっていました。

詳細は分かりませんが、境内にあった石碑。

飛騨国分寺の三重塔は741年（天平13年）の詔勅（しょうちょく：天皇が公務で行った意思表示）によって建立されました。しかしその後に何度か焼失と再建を経験。現在の建物は1821年（文政4年）に再建されたものです。

ここは飛騨国分寺塔跡。創建当時のものと考えられています。

こちらは向かって左手にあったお堂。

そしてこちらが飛騨国分寺の本堂になります。

室町時代の中期以前の建築様式で、桃山時代に修理をしてあるそうです。はっきりした時期は分かっていませんが、少なくとも500年以上は前の建物のようですね。重要文化財に指定されています。

歴史ある由緒正しいお寺である飛騨国分寺。所蔵する薬師如来木像や聖観世音木造、平家重宝小鳥丸太刀は重要文化財です。

高山の中心部にあるので気軽に参拝できるのも嬉しいですね。