伊達政宗の居城！仙台城跡｜宮城県仙台市青葉区

仙台城本丸跡

宮城県仙台市青葉区にある仙台城跡に行ってまいりました。伊達政宗が築城したことでも有名なお城です。1602年（慶長7年）ごろに築城されました。このあたりは本丸詰御門跡。2階建ての瓦葺きで、両端には鯱（しゃち）が乗っていたそうです。

歩道を通って本丸へ。

こちらは大広間の再現図。天守がなかった仙台城のシンボル的な建物ですね。

そしてこちらが大広間跡。

発掘調査をもとに大広間の遺構を復元されています。

ここは上段の間があった場所。藩主が家臣と対面した格式高いお部屋で、伊達政宗も座ったと思われます。

築城時の石垣モデル。

そして本丸北壁の石垣モデルです。見比べると違いが一目瞭然ですね。

本丸跡からは仙台の街並みを一望できます。

現在の仙台城のシンボルといっても過言ではない伊達政宗像。戦時中に一度撤去されましたが、再建されました。

敷地内には観光ボランティアの方もいらっしゃいますので、タイミングが合えば案内していただけます。

こちらは土井晩翠の銅像。かの有名な荒城の月を作詞した方です。荒城の月は仙台城と会津若松城をモチーフにされたということです。

敷地内にあった宮城縣護國神社。

こちらは拝殿です。

近くにあった浦安宮。

お神輿が置いてありました。

石垣

こちらは本丸北壁石垣に沿って伸びる本丸詰御門跡の前の道。

仙台城跡は建物が残っていないので、個人的にはこお石垣が一番の見所なのではと思っております。

どこのお城もそうですけど、建物にくらべて石垣はよく残っているんですよね。

仙台城の石垣も立派です。

仙台城から少しくだった所にある中門跡。

大手門から本丸の途中にあった2階建ての門で、寅とも呼ばれていたそうです。

こちらは伊達家の家臣、支倉常長の像。伊達政宗の派遣した慶長遣欧使節の一員としてヨーロッパに渡りました。この時代にヨーロッパに行くなんてすごいですよね。

ここは大手門跡。大手門は入母屋造り瓦葺きの2階建てで、全国的にも大きな門でした。脇櫓とともに国宝に指定されていましたが、1945年（昭和20年）7月9日の仙台空襲によって焼失。残念ですね。

大手門の隣にあった脇櫓。今の建物は1967年（昭和42年）の再建です。

地元では主に青葉城と呼ばれて親しまれている仙台城。建物の類はあまり残っていないのですが、門などの痕跡は残っていて興味深い場所もあります。今回は時間の都合で見れなかった所もあるので、機会があればまた散策できればと思っております。