世界の名画を見て触れる大塚美術館|徳島県鳴門市
10位 ヴィーナスの誕生
ルネッサンス期イタリアの画家、ボッティチェリの作品である「ヴィーナスの誕生」。女神ヴィーナスが海から誕生した様子を描いています。
9位 落ち葉拾い
19世紀フランスバルビゾン派の画家、ジャン=フランソワ・ミレーの作品である「落ち葉拾い」。格差社会への憤りをこめてあり、上から下にいくにしたがって暗くなっていく。後ろにはにぎやかに収穫しています。
8位 ゲルニカ
皆さんご存知、パブロ・ピカソの「ゲルニカ」。ゲルニカはドイツ空軍によって初の無差別空襲を受けたスペインの都市。描かれているアネモネの花には再生の意味があります。
6位 システィーナ礼拝堂
イタリアの盛期ルネサンス期の彫刻家、画家であるミケランジェロ・ブオナローティが手がけた「システィーナ礼拝堂」。
天井にもびっしりと絵が描かれています。
中央上の男性がキリスト、女性がマリア。その右下は使徒で異教徒により生皮をはがされました。そして手にははがされた生皮を持っています。顔は書いていた当時のミケランジェロの自画像といわれているそう。中央下には天使。大きいノートには地獄行きの人の名前が書いてあり、小さいノートには天国行きの人の名前が書いてあります。右下は地獄の番人で、ミケランジェロの製作に文句を言っていた司祭の顔が書かれている。司祭は変更をお願いしたものの後の祭りでした。しっかりとその顔は残っています。
大塚国際美術館では二階からも見ることができました。本当にすごい迫力です。
こちらはシスティーナ礼拝堂に展示してあった「デルフォイの巫女」という作品。
6位 叫び
こちらもかの有名な「叫び」。ノルウェー出身の画家、エドヴァルド・ムンクの作品です。実は作品名は「ムンクの叫び」でははありません。ムンクが描いた「叫び」です。
もともとは絶望を描いており、濡れているように見えます。果てしない叫びは幻聴で、それを聞きたくないから耳を押さえている。雲の中に鉛筆で書き込みをしており、こんな絵をかけるのは狂人しかいないといわれています。この絵はタッチ違いで4枚あるそう。
5位 最後の晩餐(修正後)
さっきもご紹介したレオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」。こちらは修正後のものです。
テンペラという技法が使われていますが、この技法は壁画には向いておらず失敗といわれてます。後に空爆で屋根が飛ばされ雨ざらしになり、修復には和紙が使われました。キリストの口が開いており、タペストリー(室内装飾の一種である織物)の延長線がキリストのこめかみへいっています。。
4位 真珠の耳飾りの少女
バロクック期を代表するオランダの画家、ヨハネス・フェルメールの作品である「真珠の耳飾りの少女」。フェルメールは裕福だったため、当時は純金と同じくらい価値があったラピスラズリを原料とするウルトラマリンを使用しているそうです。この絵の別名は「青いターバンの少女」。
3位 大睡蓮
3位はモネの「大睡蓮」。モネはもとは似顔絵描きで、浮世絵版画の影響を受けたそうです。晩年は白内障を患い、睡蓮を書くために手術。モネの希望で自然の光が入る場所に展示して欲しいということだそうです。陶板は2000年劣化しないので外に展示してあります。
2位 モナ・リザ
こちらも皆さんご存知、レオナルド・ダ・ヴィンチの「モナ・リザ」。どこから見てもモナ・リザと目が合っているそうです。輪郭線がなく、色の濃淡であらわしています。凄すぎる。手の濃淡が甘く、未完成ではないかといわれています。背景はイマジネーション(想像)です。
1位 ヒマワリ
栄えある1位はゴッホの「ヒマワリ」。ゴッホは27歳で画家になり、残した作品は2000点。生前に売れたのは「赤いぶどう畑」のみといわれています。描かれているヒマワリは15本といわれているそうです。
そしてこちらはゴッホの「幻のヒマワリ」。芦屋の実業家であった山本顧彌太が1920年に購入したもので、将来的には武者小路実篤が構想していた美術館に寄贈する予定でした。しかし、第二次世界大戦が勃発。芦屋の山本邸に飾られていた絵は空襲で焼失します。こちらは東京の武者小路実篤記念館の協力により原寸大で復元されました。
とにかく広くて内容も充実している大塚国際美術館。じっくり見たら1日では足りないかもしれせん。場合によっては2〜3日、もしくはそれ以上必要でしょう。入館料も高く徳島市内からも少し離れていますが、それでも見に行く価値は十分にあると思います。
- スポット名大塚国際美術館
- 料金一般 3,240円
- 住所徳島県鳴門市鳴門町土佐泊浦字福池65-1
- 徳島県鳴門市鳴門町土佐泊浦字福池65-1
- 電話番号088-687-3737
- 営業時間9:30~17:00
- 休業日月曜日(祝日の場合は翌日)8月無休
- 駐車場有
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