ニッカウヰスキー 余市蒸溜所【試飲あり】|北海道余市町
マッサンでお馴染みニッカウヰスキー余市蒸溜所
マッサンでお馴染み、北海道余市郡余市町にあるニッカウヰスキー余市蒸溜所に行ってまいりました。正式名称はニッカウヰスキー株式会社北海道工場。
1934年(昭和9年)に日果林檎ジュースとして稼働した歴史ある工場です。入口からしても風情がありますね。
外から見たニッカウヰスキー余市蒸溜所の様子。かなりの広さがありそうですね。
敷地内は緑が多くて開放的な空間。建物も赤い屋根が印象的で、洒落た雰囲気です。
待合室
こちらは待合室。
正門
待合室の左にある正門は入口にもなっています。
事務所
さらにその左が現在の事務所。これらを含む事務所棟は国の登録有形文化財に指定されています。
乾燥塔(キルン塔)
入口からみて事務所棟の右側に建っている乾燥塔(キルン塔)。こちらも国の登録有形文化財に指定されています。乾燥塔は水に浸して発芽した麦を乾燥させるところ。ピート(草灰)や無煙炭をたいて麦の芽の成長をとめ、モルト(麦芽)をつくります。この時、ピートの香りがモルトにうつるそう。ウイスキーのあの独特の香りはここからだったんですね。
乾燥塔のなかにはピートが展示してありました。ピートはヨシやカヤなどの植物が堆積したもの。石狩平野の社有地から採取されているそうです。
乾燥塔の近くから見た事務所棟と、その前の広場。
粉砕・糖化塔
乾燥塔の横にある粉砕・糖化塔。ここではまず先ほどの乾燥塔で作ったモルト(麦芽)を細かく砕きます。
そして砕いたモルトにと5度前後の温水をゆっくりと混ぜ合わせる。するとモルト(麦芽)の酵素が働いて甘い麦汁ができるそうです。
粉砕塔と糖化塔は非公開ということで、残念ながら見学はできませんでした。
発酵塔
糖化塔の向かい側にあるのは発酵塔。
ここではろ過した麦汁に酵母を加えて発酵させています。
糖分がアルコールに分解され、アルコールを含むもろみが出来るそうです。
蒸留塔
発酵塔の向かい側で、事務所棟にも隣接する蒸留塔。
ここでは発酵塔でできたもろみを加熱しています。
加熱によってアルコール分と香味成分を抽出した蒸留液がウイスキーの原酒。アルコール分が7〜8%ほどのもろみから、63%くらいに調整されているそうです。ここでまできてようやく原形ができるわけですね。この蒸留塔も国の登録有形文化財に指定されています。
混和室
蒸留塔の横にあるリキュール工場(現在は混和室)。こちらも国の登録有形文化財に指定されています。こちらではウイスキーの樽ができるまでを解説してありました。
その混和室の近くから事務所棟のほうを見たところ。正面に見えるのが現事務所です。
左側を見ると貯蔵庫が見えました。
- スポット名ニッカウヰスキー余市蒸溜所
- 料金無料
- 住所北海道余市郡余市町黒川町7-6
- 北海道余市郡余市町黒川町7-6
- 電話番号0135-23-3131
- 営業時間9:00〜17:00
- 休業日年末年始の2週間ほど(要確認)
- 駐車場ニッカウヰスキー会館前(無料) 町営駐車場(有料)
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