世界遺産!平安時代に建立された仁和寺|京都市右京区
平安時代からある歴史あるお寺 仁和寺
京都市右京区にある仁和寺に行ってまいりました。光孝天皇が着工され、あとを継がれた宇多天皇が平安時代だった888年(仁和4年)に建立された仁和寺。宇多天皇は退位後、出家してここ仁和寺を住坊とされました。後室御所とも呼ばれて親しまれています。
こちらの二王門は重要文化財。建立は1637年(寛永14年)〜1644年(正保元年)のあいだといわれていますが、平安時代の伝統を引き継ぐ門です。
門正面の左右には二王像。こちらは向かって右手の阿形。
こちらは左手の吽形です。
めちゃくちゃ大きくて堂々とした門でした。
境内
二王門をくぐると広い参道があります。
少しピンクっぽい色をしているこちらの門は中門。1624年〜1644年に建立されたといわれ、重要文化財に指定されています。
向かって右手に安置されている持国天。
そして左手に安置されている多聞天です。
中門の先の参道。
右手に見えるのは五重塔。1644年(寛永21年)の建立で重要文化財に指定されています。
高さは36.18メートル。ご本尊は大日如来さまです。
その五重塔のそばにある九所明神の拝殿。建立は寛永年間(1624年〜1644年)といわれ、重要文化財に指定されています。
こちらは拝殿の奥にある本殿と左右殿。九座の明神をお祀りしているので、九所明神といいます。
九所明神の奥にある経蔵。寛永年間(1624年〜1644年)の建立といわれ、重要文化財に指定されています。
経蔵は経典を収納するための建物。ご本尊は釈迦如来で、文殊菩薩と普賢菩薩も安置されています。
金堂の前にある燈籠。
そして国宝に指定されている金堂(こんどう)。こちらは旧皇居にあった1613年(慶長18年)建造の紫宸殿(天皇の即位の礼などの儀式を行う場所)を寛永年間(1624年〜1644年)に移築したものです。現存する紫宸殿としては最古の建物。
仁和寺のご本尊である阿弥陀如来と観音菩薩、勢至菩薩をお祀りしています。
金堂の左手にある鐘楼。寛永年間(1624年〜1644年)の建立で重要文化財に指定されています。最上階は鮮やかな朱色。周囲には高欄(手すり)が配してあります。
鐘楼の左にある御室水かけ不動尊。
こちらはそのそばにある大黒堂です。
大黒堂の向かい、鐘楼の左手にあるのは御影堂。門は寛永年間(1624年〜1644年)に建立された御影堂中門といい、重要文化財に指定されています。
その奥にあるのが御影堂。
1613年(慶長18年)に建造された京都御所の清涼殿の材の一部を賜り、寛永年間(1624年〜1644年)に建立されました。重要文化財に指定されています。
こちらは二王門からみて左側の入口にあたる西門。
ここは観音堂と御室桜。私が訪問したとき(2018/2/14)は工事中でしたが、ご安心ください。2018年(平成30年)の春に工事は完了している予定です。御室桜は遅咲きの桜として有名で、その数は約200本。国の名勝にも指定されています。
休憩所と五重塔。
御殿
こちらは御殿の勅使門。登録有形文化財です。
御殿への入口はこちら。二王門のすぐ左手にあり、ここからは有料エリアとなります。ここにはかつて宇多法皇の御所がありました。
こちらは玄関。
廊下を通ってまずは白書院へと向かいます。
- スポット名仁和寺
- 料金大人 500円
- 住所京都府京都市右京区御室大内33
- 京都府京都市右京区御室大内33
- 電話番号075-461-1155
- 営業時間(3~11)月9:00~16:30(12~2月)9:00~16:00
- 休業日無休
- 駐車場有料駐車場が有
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