世界遺産!平安時代に建立された仁和寺|京都市右京区

こちらが白書院。1887年(明治20年)に仁和寺御殿が火災で焼失したため、1890年(明治23年)に再建されたものです。その後に白書院と呼ばれるようになりました。

32白書院

ふすまの松の絵は1937年(昭和12年)に描かれたものだそうです。

33白書院

白書院の釘隠しの形は六葉。6枚の葉っぱを並べたもので、葉と葉の間がハートマークに見えます。もっとも一般的な形の釘隠しでしょう。

34白書院釘隠し

微妙にデザインが違う六葉の釘隠し。

35白書院釘隠し

白書院から見た南庭。

36宸殿より南庭

そしてこちらは宸殿から見た北庭。

38宸殿より北庭

ここからは五重塔も見えます。

37宸殿より北庭

こちらは宸殿。御殿の中で最も重要な建物で、1914年(大正3年)に完成しました。京都御所の紫宸殿と同様に檜皮葺きの入母屋造りとなっているそうです。

39宸殿

足元にあった釘隠し。これも形は六葉でしょう。

41宸殿釘隠し

宸殿は上段の間、中段の間、下段の間からなっており、こちらは下段の間。宸殿の絵画は原在泉(はら ざいせん)によるものです。

40宸殿

こちらは中段の間。

42宸殿

本当に絵が見事ですね。

43宸殿

そして一番格式が高い上段の間。向かって右手には広い床の間、天袋、違い棚を備えています。正面奥の(たぶん)押入れの絵も凄いですね。

44宸殿

天井もすごく手が込んでいます。

45宸殿

欄間の模様も細かい。さすが御殿で一番のお部屋です。

46宸殿

床の間の横にある付書院。上部の彫刻も細かいですね。

47宸殿

廊下の柱にも彫刻があります。

48宸殿

霊明殿のほうから見た宸殿。

49宸殿

こちらが霊明殿。檜皮葺の屋根の上には宝珠が飾られています。

50霊明殿

この渡り廊下を通って霊明殿へ。

51霊明殿

霊明殿は御殿で唯一の仏堂。1911年(明治44年)に建立されています。ご本尊は薬師如来。秘仏のため実態は不明でしたが1988年(昭和63年)の調査で貴重な物と判明。国宝に指定されています。

52霊明殿

霊明殿の裏手にあった閼伽棚(あかだな)。仏様へのお供えを作るところということです。

53霊明殿 閼伽棚

こちらは黒書院。

54黒書殿

明治の御殿の焼失復旧のために旧安井門跡(門跡とは皇族や公家が住職である特定の寺院)の寝殿の遺構を移して黒書院としたそうです。

55黒書殿

1909年(明治42年)に完成しました。

56黒書殿

黒書院にもちょっとした庭があります。

57黒書殿

天皇が自ら建立された仁和寺。そのため京都御所ゆかりの建物もあったりします。境内は広く大きな建造物も多数存在。地理的に龍安寺金閣寺と一緒に観光される方も多いようですが、時間に余裕を持って見学したいお寺です。

  • スポット名
    仁和寺
  • 料金
    大人 500円
  • 住所
    京都府京都市右京区御室大内33
  • 京都府京都市右京区御室大内33
  • 電話番号
    075-461-1155
  • 営業時間
    (3~11)月9:00~16:30(12~2月)9:00~16:00
  • 休業日
    無休
  • 駐車場
    有料駐車場が有

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