世界遺産 興福寺は国宝の宝庫!|奈良県奈良市
奈良県奈良市にある興福寺に行ってまいりました。興福寺の起源は669年に京都に創建された山階寺。710年の平城遷都の際に現在の場所に移転し、興福寺となりました。歴史のあるお寺ですね。
東金堂
こちらの東金堂は国宝。726年に聖武天皇が元正太上天皇の快方を願って創建されました。1411年の火災後、1415年に再建。
三手先斗栱、寄棟造で奈良時代の様式を伝えてくれます。本尊薬師如来像(重要文化財)、日光・月光菩薩像(重要文化財)、文殊菩薩像(国宝)、維摩居士像(国宝)を囲むように十二神将像(国宝)。その両端に四天王立像(国宝)が安置されています。後堂内を見学しましたが、厳かな雰囲気でとても迫力がありました。
五重塔
東金堂の右手にはこちらも国宝の五重塔。730年に光明皇后によって創建されました。現在の塔は1426年頃に再建されたもの。初層に四方には薬師三尊像、釈迦三尊像、阿弥陀三尊像、弥勒三尊像が安置されています。
高さは50.1メートルもあり、木造塔では東寺の五重塔に次いで日本で2番目の高さを誇る。堂々たる風格です。
三重塔
五重塔から少し離れた場所にある三重塔も国宝。1143年に崇徳天皇の中宮・皇嘉門院によって創建されました。1180年の大火後に再建されていて、現在の興福寺の建物の中では最古参。五重塔に比べれば規模も小さくて見学している人も少ないですが、見応えのある建物だと思います。
北円堂
こちらも国宝の北円堂。721年の藤原不比等一周忌の際して、元明上皇、元正天皇によって創建されました。八角円堂といわれる形式の中で最も美しいといわれています。1208年ごろに再建されていて、五重塔とともに興福寺の中では最も古い建物。本尊弥勒如来像、法苑林・大妙相菩薩像、無著・世親菩薩像、四天王像(いずれも国宝)が安置されています。この日は堂内も見学できてラッキーでした。
多くの貴重な建物や仏像を見ることができる興福寺。道中には鹿もいました。
興福寺はなんと国宝は26件、重要文化財は44件も所有されています。国宝館に展示してある物もありますので、機会があれば次回はそちらも見学したいですね。
- スポット名興福寺
- 料金国宝館(大人600円、学生500円、小人200円) 東金堂(大人300円、学生200円、小人100円) 国宝館・東金堂連帯共通(大人800円、学生600円、小人250円)
- 住所奈良市登大路町48番地
- 奈良市登大路町48番地
- 電話番号0742-22-7755 (寺務所)
- 営業時間9:00〜17:00
- 休業日年中無休
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