ホクシンケン|栃木県足利市|ソースかつ丼
渡良瀬橋のそばにあるホクシンケン
栃木県足利市にあるホクシンケンに行ってまいりました。渡良瀬橋のすぐ近くにあるお店です。昔は朝から23時ごろまで営業されていたそうですが、現在は20時まで。定休日は水曜日となってます。
店内
ホクシンケンは明治の創業で現在が3代目。ご夫婦がお二人で切り盛りされてます。もともとは東京で屋台をやっており、1913年(大正2年)に足利市の駅前へ移られました。そして1933年(昭和8年)に現在の場所へ移転。店舗の建物は当時のままで、足利最古の食堂といわれています。店内はレトロな雰囲気で、趣がありますね。
店内は右手にテーブル席。
正面にもテーブル席があります。
椅子やテーブルは大正時代のもの。近所の方に修理してもらいながら大事に使ってこられたそうです。
店内には何冊かマンガも置いてありました。
福助人形や招き猫の置物もあります。
そして手洗い場もありました。
卓上には醤油やソース、コショウといった調味料が用意されています。
メニュー
メニューはハンバーグをはじめトンカツ、ショウガ焼肉、肉野菜炒め、カニクリームコロッケ、シューマイ、カレー、オムレツ、チキンカツ、ソースかつ丼、親子丼、五目ラーメン、オムライス、チキンライス、カレーライス、ヤキソバ、チャーハンなど充実していてバラエティ豊か。今回は足利名物のソースかつ丼(600円)を注文しました。
ハンバーグやショウガ焼肉、肉野菜炒め、カツライスは定食もあります。飲み物はビールにお酒、コーラ、ジュース。現在はハンバーグ、生姜焼き、ソースカツ丼が3大人気メニューということです。
ソースかつ丼
こちらがホクシンケンのソースかつ丼。お味噌汁とお漬物がついてきます。
浅漬は柚子風味でさっぱり。きゅうりはあっさり。ダイコンはちょっぴり甘め。
みそ汁は豆腐にあげ、わかめが入っていてホッとします。
ソースかつ丼はカツは5枚ものっていました。カツはほどよい柔らかさで、衣はカッリカリ。甘辛いソースがしっかりと奥まで染み込んでます。
カツの香ばしさとソースの風味が絶妙のハーモニーを奏でている。
カツの下にはキャベツ。ソースの染みこんだご飯もたまらないです。お箸が進みまくりでした。
ホクシンケンは漢字(北清軒)で、現在でも登録上は北清軒だそう。ホクセイケンなどと間違われたため、今の代になってから看板はカタカナにされたそうです。昔は牛めしというメニューがあり、「めしや」と呼ばれていた時代もあったとか。昭和26、27年ごろからソースカツ丼の提供を開始。現在のご主人さんとほぼ同い年なんだそうです。
北清軒では注文を受けてから作るスタイルのため時間はかかってしまうそう。常連の方は事情をご存知なので、たとえ出前が1時間かかっても待ってくださるそうです。以前は常連さんで15歳から105歳まで食べに来られてた方がいらっしゃったというから驚き。
テレビ(アド街ック天国)で紹介された時に来たお客さんで、今でも来店される方がいらっしゃるそうです。そして以前たまに食べに来てた外人のお客さんが、YOUは何しに日本へに出ていたという話も。テレビには縁があるんでしょうね。
奥様はお優しい方で、僕が熊本から来たというと色々と話しをしてくださいました。単に歴史の長さに目がいきがちですが、これだけ長く愛されるのには訳があるんですね。お陰様で楽しく食事をすることができました。これからは少しでも長くお店を営業していただきたいと願っています。
- スポット名ホクシンケン
- 住所栃木県足利市通4-3505
- 栃木県足利市通4-3505
- 電話番号0284-21-2864
- 営業時間11:30~20:00
- 休業日水曜日
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