大正時代の豪邸!松村記念館|栃木県足利市
大正時代に建てられた邸宅
栃木県足利市にある松村記念館に行ってまいりました。まずはこちらで受付。参観料は高校生以上は300円、小中学生は200円です。
登録有形文化財である正門をくぐるとお庭。
きれいに整備されています。
主屋一階
こちらが主屋の玄関。主屋も登録有形文化財です。
一番手前にある応接間。まずはここで松村記念館紹介のビデオを鑑賞します。置いてあるソファーも高級そう。
応接間には日本海海戦で有名な海軍大将、東郷平八郎直筆の書がありました。
応接間の奥の部屋には邸宅の模型があります。
応接間の近くから見た縁側。
玄関から見て応接間の左隣りにある部屋。床の間があるのでお座敷でしょうか。
この部屋にはなんと初代総理大臣、伊藤博文直筆の書があります。すごい。
こちらはお座敷の奥の部屋。
ここには自由民権運動で有名な板垣退助直筆の書があります。さっきからすごすぎる。
玄関から見てお座敷のさらに左隣りにあるお部屋。奥座敷かお茶の間になると思います。
この部屋のふすまがとても凝っている。
その奥には内藏へと続く小部屋。
ここには調度品が展示してあります。
内藏
この扉が内藏の入口。内藏も登録有形文化財に指定されています。
内藏の中は板張り。蔵もとても立派なつくりです。
様々な調度品が展示してありました。
すごい細工ですね。
内藏には地下もあります。
内藏の二階。この格子の隙間から一階が見えます。
二階にも様々な調度品の数々。
写真以外にもたくさんの物が展示してありました。
主屋二階
つづいては主屋の二階。
二階の縁側からはお庭を見渡すことができます。
二階の向かって左側のお部屋。
欄間はどこか重厚です。
床の間や違い棚があるので一番格式が高いお部屋かもしれませんね。床柱は鉄刀木(タガヤサン)、床板は欅(ケヤキ)が使用されているそう。
床の間の絵は高隆古(こう りゅうこ)という江戸時代後期の画家の物です。
床の間に飾ってあった香炉。
そしてこちらは向かって右側の部屋。
この床の間の床柱は紫檀(シタン)、床板は欅(ケヤキ)だそうです。床の間にはこれまた伊藤博文の書が掛けてありました。
こちらは薩摩出身の軍人、初代連合艦隊司令長官の伊藤祐亭直筆の書です。
そしてこちらも薩摩出身の軍人、海軍大将の上村彦之丞直筆の書。上村海軍大将のあだなは船乗り将軍だそうです。
一番右端にある階段の間。ちなみに二階への階段は内藏側、この玄関側と2つもあります。
階段の間にあったのは山本達雄直筆の書。山本達雄は明治後期から昭和初期の銀行家、政治家です。第5代日銀総裁を努めたあと国会議員になったすごい方。
階段もしっかりとしたつくりでした。
足利で生糸商を営んでいた松村家。当時は地主として生活を営んでいたそうです。4代松村半兵衛が建てた邸宅は、細部までしっかりとしたつくり。ときにそれは重厚さすら感じます。展示品にも貴重な物があり、大変見どころも多い記念館でした。
- スポット名松村記念館
- 料金高校生以上300円 小中学生200円
- 住所栃木県足利市大門通2380
- 栃木県足利市大門通2380
- 電話番号0284-41-2646
- 営業時間10:00〜16:00
- 休業日不定休
- 駐車場太平記館 観光駐車場利用可(無料)
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