甦った白鷺 国宝!姫路城|兵庫県姫路市

大天守五階

大天守の五階。だんだんと狭くなってきてますね。

47大天守五階

大天守六階

そして最上階の六階です。この日は日曜だったということもあり、とにかく人が多い。

49大天守六階

こちらは長壁神社。姫山の地主神で、江戸時代はとの二門ととの三門の間に鎮座されていました。天守内に遷座されたのは近代になってからです。

48大天守六階

最上階からの眺め。

50大天守六階

六階は壁面のすべてに窓がつけられる予定でしたが、途中で設計を変更。四隅の窓を塞いだことが分かっていて、こちらはその名残です。

51大天守六階幻の窓

大天守一階

最上階から一気に下って一階。

52大天守一階

とても広々としています。

53大天守一階

54大天守一階

大天守一階にあった六葉釘隠し。6枚の葉をデザインしていて、葉と葉の間に猪目といわれるハート型の隙間があるのが特徴です。

55大天守一階釘隠し

大天守地階

実は姫路城の大天守には地下もあります。写真は暗くて見にくいですが、別世界でした。

56大天守地階

備前丸(本丸)

天守内の見学をおえて備前丸から見た天守。現存天守の中では群を抜いて大きな天守でした。

57天守

池田輝政の時代には備前丸に御殿がありましたが、本多忠政の時代には三の丸に移されました。御殿が移った後も二重櫓や長局、御対面所などの建物があったそうです。1882年(明治15年)の火事でほとんどの建物が焼けてしまいました。  

58備前丸

備前丸からは姫路の街が一望できます。

59備前丸からの眺め

姫路城の大天守の高さは石垣が14.85、建物が31.5メートル。すごいですよね。

60天守

それではこの備前門(重要文化財)から戻っていきます。

61備前門

備前門の入口にある大きな石。これは古墳に埋葬されていた石棺で、築城のときに石垣に転用されました。これも姫路城の石垣の特徴で、姫路城の近辺にあった古墳が壊されてしまったと考えられています。

62石棺

備前門の出口付近にあったこちらの石も石棺です。

63石棺

こちらは帯郭櫓(重要文化財)。別名は腹切丸というこわい名前が付いています。しかし藩主や屋敷が近いこの帯郭櫓で切腹をすることは考えにくいそう。はっきりした理由は分かりませんが、場のイメージで呼んでいたそうです。

64帯郭櫓 腹切丸

ここの通路も雰囲気があります。

65通路

こちらはりの門(重要文化財)。

66りの門

りの門の横にあるのは太鼓櫓で、池田輝政時代より前の建物である可能性があります。

67りの門

ニの丸


二の丸にあったお菊井戸。小寺則職が姫路城主であった時代、家臣の青山鉄山は町坪弾四郎と城の奪還を企てていました。忠臣であった衣笠元信はお菊を青山家に女中として住まわせて、内情を探らせます。城の奪還計画を知ったお菊は元信に通報。小寺則職は逃亡して命は助かりましたが、城は乗っ取られてしまいました。お菊の動きを知った弾四郎は黙っている代わりに結婚を迫りますが、元信を慕っていたお菊は拒否。弾四郎はお菊を恨み、青山家の家宝である10枚揃いの皿を1枚隠してお菊に罪をかぶせます。結局お菊は斬り殺され、この井戸に投げ込まれてしまいました。それからこの井戸では「1枚、2枚、3枚・・・」と9枚まで何度も数えるお菊の声が聞こえていたそうです。その後、衣笠元信が青山家を滅ぼし、お菊は於菊大明神として十二所神社に祀られました。

68お菊井戸

そばで補修工事があっていたぬの門(重要文化財)。重要な場所にあり、姫路城では唯一の3層の櫓門です。隠し石落としがあり、そこから通行人を監視することができます。

69ぬの門

扉は黒鉄張りで頑強。

70ぬの門

ぬの門を通って天守へ行く道を下道、さきほど通ったはの門→にの門→ほの門を通って行く道を上道と言っていたそうです。

71ぬの門

城山(姫山と鷺山の間)

ぬの門の近くにある扇の勾配。敵を登らせないのと同時に耐久性もアップ。またこの石垣においては、張り出すことによって道を曲げ、ぬの門の防御力をあげています。

72扇の勾配

こちらはをの門跡。下道の最初の門でした。高麗門という形式で下道の防御の重要拠点です。1882年(明治15年)の火事によって焼失しました。

73をの門跡

西の丸

続いて向かったのは西の丸。その途中で見た天守です。

74天守

このあたりは西の丸北門跡。西の丸へは南北2箇所の入口があり、ここは北の入口です。西の丸にはかつて本多忠刻の屋敷があったので、厳重に警護されていました。

75西の丸北門跡

本多忠刻は姫路城主だった本多忠政の息子。豊臣秀頼の正室だった江戸幕府2第将軍徳川秀忠の長女、千姫の夫です。西の丸には忠刻のお屋敷があったので中書丸ともいわれていました。中書とは忠刻の官職である中務太輔(なかつとむだゆう)のことです。

76西の丸

西の丸の隅にあったカの渡櫓(重要文化財)。

77カの櫓

こちらが百間廊下といわれる長屋の入口です。西の丸を囲むように造られた長屋は約300メートル。とても長いということで百間廊下といわれます。

78百間廊下入口

百間廊下の中の様子。

79レ丿渡櫓

西の丸は防御上の弱点であったため、城外にい向けて頑丈な造りの狭間や格子窓が多数設けてあります。実は防御能力の高い建物なのです。

80狭間

この扉は廊下の大戸。とても頑丈な造りとなっています。この扉の内側は女中たちが住んでいたため、厳重に守っていました。

82廊下の大戸

ヨの渡櫓にかけては長局になっています。

83廊下

長局とは城側に部屋が設けてあり、女中たちが住んでいました。

86西の丸長局

百間廊下の石落とし。壁や塀の一部をせりだして、そこから石を落としたり、鉄砲や槍で攻撃します。

84石落とし

百間廊下といわれるだけあって確かに長かったです。

85廊下

百間廊下の端にある化粧櫓。ここは本多忠刻に嫁いだ千姫が、将軍家から贈られた化粧料10万石の一部を使って造ったといわれる櫓です。

87化粧櫓

櫓とはいっても住居様式になっており、千姫が城の北西にある男山天満宮を遥拝するさいに休憩所として使用しました。

88化粧櫓

こちらは化粧櫓にあった釘隠し。

89釘隠し

百間廊下を外からみるとこうなっています。

90百間廊下

姫路城はその美しさもさることながら、主要な建造物が残るとても貴重なお城です。国宝は8棟、重要文化財は74棟もある姫路城。それだけに見どころは多く、時間に余裕をもって登城するのがオススメ。一度は見ておきたいお城だと思います。

91天守

夜の姫路城

姫路城は夜になるとライトアップされています。

夜の姫路城01

もちろん城内には入れませんが、三の丸広場までは入れます。

夜の姫路城02

昼とはまた違った美しさを見せてくれる姫路城。

夜の姫路城03

余裕があればぜひ夜も見ていただきたいです。

夜の姫路城04

  • スポット名
    姫路城
  • 料金
    大人 1,000円
  • 住所
    兵庫県姫路市本町68番地
  • 兵庫県姫路市本町68番地
  • 電話番号
    079-285-1146
  • 営業時間
    9:00〜16:00 4/27~8/31は9:00〜17:00
  • 休業日
    12/29, 12/30
  • 駐車場
    公営駐車場が有

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