かわいくてモダン 旧函館区公会｜北海道函館市

こちらは御座所の隣にある予備室。1911年（明治44年）、皇太子殿下（大正天皇）の行啓の際に御食堂として御使用された部屋です。

家具や壁紙、天井の飾りなどは当時のもので、修理工事の際に修復されているそうです。

そしてこちらは2階のメインといっても過言ではない大広間。腰回りは板張りで、それより上は白漆喰仕上げだそうです。

窓のつくりも立派ですね。

バルコニー側の窓からは光が差し込む。

もちろんバルコニーへは出ることが可能。

函館の街並みが一望できます。

デザインはルネッサンス式に近いそうですが、正統なものではないそう。

それでも十分に見応えがありますね。

大広間の奥にある演壇にはピアノが置いてありました。

演壇のほうから見た大広間です。とにかく広くて開放的な空間。

もちろんシャンデリアも豪勢なつくりとなってます。

演壇の横くらいにある音楽室へは入れませんでした。

演壇の脇にある階段から１階へ戻ります。

階段を降りたそばにある寝室。

この辺りにはいくつか寝室が並んでいます。

実は設計当初は集会所や商業会議所の利用の他に、ホテル営業の計画もあったそう。

結局、採算の面などから実現には至りませんでした。

どうりで家具なども置かれているわけですね。

ということで渡り廊下を渡った先にはお風呂もあります。

こちらは様式の浴室。

こちらには和式のお風呂があったようですが、浴槽は設計図が不詳のため修復できなかったそうです。

今から100年以上も前に造られた建物ですが、とても重厚なつくりで見応えがありました。

館内ではドレスなどの衣裳もレンタルできます。外観もかわいいので女性の方にもぴったりなスポットではないでしょうか。