ワット マハタートは圧倒的な存在感｜タイ スコータイ歴史公園

あらゆる面で最上級 ワット・マハタート

城壁内のほぼ中央にあるという最重要寺院、ワット・マハタート(Wat Mahathat)。スコータイ朝の初代の王様が建造された寺院で、王室の菩提寺（ご先祖様の位牌を納めるお寺）ということです。そのため規模や意匠は圧倒的。スコータイに来たらここだけは見ておきたい遺跡だと思います。

手の込んだチェディ

まず入口の正面にあったチェディ（つぼみ型の仏塔）。

上部は今までとそう変わりないのですが、台座の部分がすごい。曲線の造形が折り重なっています。

右前方の礼拝堂

こちらは右手の一番前にある礼拝堂。

中央奥に安置されている仏坐像様。後方にはチェディが見え、ロケーションもいいです。

入口からやや左の礼拝堂

入口から正面のやや左手にあった礼拝堂。こちらにも穏やかな仏坐像様が鎮座されています。後方にはチェディや大きな仏立像、8基の仏塔に囲まれたメインの仏塔も見えました。

入口左手から見た景色

ワット・マハタートには大きいものから小ぶりなものまで、数え切れないほどの仏塔があります。

形も様々。当時は180基以上の仏塔があったといわれています。

こちらもチェディの跡でしょうか。台座の部分だけ残っていて、スリランカ様式っぽいですね。

左手前方からの景観

入口左手からワット・マハタートを眺めたところ。壮観ですね。

四方に仏坐像が鎮座する仏塔

入口から見て左手中腹くらいにあるこちらの仏塔。

四方にそれぞれ仏坐像様がいらっしゃいます。

皆様はとても穏やかな表情。

仏塔の上部は失われてしまったのかもしれませんが、仏坐像は皆様お姿を保ってらっしゃいます。

色々な形の仏塔

先ほどの四方に仏坐像様がいらっしゃる仏塔の後方にある仏塔（？）。もろこし型のような形をしていて少し変わっています。

かつてはもろこし型の後ろに巨大な仏塔があったようですね。

こちらはスリランカ様式のようです。

入口から左手後方の仏塔。こちらもスリランカ様式っぽいですね。昔はもっと上部も存在していたんでしょうか。

右手のほうにあったこちらの仏塔は台座が重厚。その上部は比較的スリムな形状となってます。

右手の少し外れにひっそりとあるチェディ。こちらはオーソドックススタイルですね。

真っ只中は別世界

ワット・マハタートの真ん中にいるとまるで別世界。

見渡す限りに建造物があります。

こうして見ると失われてしまった部分もたくさんあるのが分かりますね。

全盛期はどんな景観だったのか。見てみたいです。

アチャナ仏がおわす礼拝堂

こちらは入口から右手、中腹くらいにある礼拝堂。基壇はかなりの高さを誇っています。

中央奥には仏坐像様がいらっしゃいました。白いお姿ですので、アチャナ仏とよばれる仏像かもしれないです。（違ったらすいません・・・）

この礼拝堂の後方は周囲を8基の仏塔に囲まれた大きな仏塔。礼拝堂の柱も多く残っていて存在感があります。

アチャナ仏

こちらの台座にいらっしゃる仏坐像様もおそらくアチャナ仏でしょう。

巨大な仏立像

入口からみて左手の後方にある大きな仏立像。

メインの仏塔には及ばないものの、かなりの大きさです。

ワット・マハタートの中でも特に美しいとされるこちらの仏立像。穏やかな表情をされています。

8基の仏塔に囲まれたメインの仏塔

様々な趣向が凝らされたワット・マハタート。その中でも頭一つ抜けた存在感を放つ仏塔。周囲を8基の仏塔に囲まれています。日本のお城に例えるなら、一番大きな仏塔が天守閣で、周囲の8基は櫓（やぐら）。その8基の櫓も小さなお城の天守閣ほどの規模を誇っているといったところでしょうか。（例えが分かりにい）

手前にある礼拝堂から見たところ。この礼拝堂は石柱も高く、単体で見ても十分な見ごたえがあります。

近づけば近づくほどに圧倒される。

周囲の8基の仏塔はチェディ（つぼみ型の仏塔）とプラーン（もろこし型の仏塔）が交互に並んでいるようです。

台座の基礎のような部分には石像がありました。仏様のお弟子さんだそうです。そしてその上には仏坐像。

いろんな角度から見ても飽きないです。

こちらはたぶんですが後方から見たところ。

他の建物の隙間から。

こちらはたぶん右手後方からの外観。

この距離で見ると基礎のお弟子さん像、その上の仏坐像が仏塔を囲むように配置されているのがよく分かりますね。

ワット・マハタートはとにかくスケールが凄いです。中に入ってしまうとまるで古代都市にいるかのよう。それぞれの建物に趣向が凝らしてあり、見どころもたくさんあります。時間がなくてもここだけは訪れたい、そんな遺跡ではないでしょうか。

※マップが曖昧になっている場合があります。ご了承ください。