北の果て!ノシャップ岬とノシャップ岬寒流水族館|北海道稚内市
北海道の先っちょにあるノシャップ岬
北海道稚内市にあるノシャップ岬に行ってまいりました。漢字では野寒布岬と書きます。日本本土最北端は宗谷岬ですが、このノシャップ岬は稚内の中心からも比較的近く、かなり北にあります。ちなみに本土最東端は根室市の納沙布岬(ノサップ岬)。名前は似てますが両者はかなり離れています。
稚内恵山泊漁港公園として整備されているノシャップ岬。公園にはイルカのモニュメントがありました。
こちらがノシャップ岬の先端。
近くにいらっしゃった方に記念写真を撮っていただきました。この日は7/20でしたが普通に寒い。私は熊本の冬の初めくらいの格好をしています。
ノシャップ岬から見た日本海。
最北端ですが有名なこともあり観光の方も多い宗谷岬。ノシャップ岬は物理的に最北端ではないですが、最果て感はこちらが上だと個人的には思います。
公園の近くにある恵山泊漁港。漁師の店の漁師さんもこの漁港から漁に出られるんでしょうか。
近くには稚内灯台もあります。稚内灯台の高さは約43メートル。日本全国で2位の高さを誇ります。宗谷海峡を守る重要な灯台です。
そばにあった海岸。
もちろん海水浴をしている人はいません。
代わりにカモメがその辺りをかっぽしていました。
近寄り過ぎたらもちろん逃げますが、けっこう近くまで行けます。
水際を歩くカモメ。
日本最北端の水族館 ノシャップ岬寒流水族館
また稚内灯台のふもとにはノシャップ岬寒流水族館があります。日本最北端にある水族館です。
入口の近くにいたフンボルトペンギン。
岩穴などに巣をつくることからホーリーペンギンともいわれているそうです。
そして前のプールにはゴマフアザラシ。
ゴマフアザラシは泳ぐのに適した体形のため、地上では這うように移動します。
向かいのプールには大勢のゴマフアザラシがいました。けっこうな迫力です。
館内
館内でまず目についたのは流氷の妖精クリオネ。さすが最北端の水族館ですね。和名はハダカカメガイというそうです。
今は獲れなくなってしまったんですが、昔の北海道ではニシン漁が盛んでした。そのころの道具や写真が展示してあります。
こちらはふれあい広場。ここの生き物は触っていいそうです。
この魚はエゾメバル。典型的な北方の魚だそうです。
ここにいるのはトヤマエビというエビ。富山だけでなく日本海側や北海道の沿岸に生息しています。
こちらはみんな大好きキタムラサキウニとエゾバフンウニ。トゲが長いのがキタムラサキウニ、短いのがエゾバフンウニです。
神秘的なミズクラゲ。クラゲってありふれた生き物と思ってましたが、とてもきれいです。
こちらはドクターフィッシュ。私も手を突っ込んで古い角質を食べてもらいました。
観賞魚としても人気のあるアジワアロワナ。アロワナは古代からその見た目が変わらないそうです。
同じ水槽にいたアストロノータス(写真右)とスポッテッドガー(同左)。
こちらはブラッドパロット・シクリッドです。
この青いカニのような生き物はノコギリガザミ。縄張り意識が強くてオス同士が喧嘩をするそうです。
ノシャップ岬寒流水族館や併設されている稚内市青少年科学館ではイベントも開催。アザラシショーやプラネタリウム、南極の夜空などがあります。
回遊水槽にいたこちらは幻の魚イトウ。淡水魚なのですが、ここノシャップ岬寒流水族館では海水にならして飼育されています。すごい。1メートルにも達する大型の魚ですが、今ではあまり見ることができません。性格は用心深くて神経質だそうです。
同じく回遊水槽にいたオオカミウオ。顎の筋肉が発達していて、硬い殻でも噛み砕いてしまいます。どうりでゴツい顔をしているわけですね。
こちらはウマヅラハギ。その名の通り馬の顔に似ていることからこの名が付きました。
こちらはミズダコ。なんと産卵して、この時は卵を温めている最中でした。ミズダコは一生に一度産卵し、エサもとらずに卵を守り続けるそうです。
最後はデンキウナギ。ちょっと見えにくいですがデカいです。目がほとんど見えない代わりに強力な電気を発生させることができます。
館内から出てくるとカモメ(野生)がいました。
ノシャップ岬寒流水族館には他にもたくさんの魚たちがいます。そんなに規模が大きいわけではないですが、じっくりと見学できて楽しかったです。
- スポット名ノシャップ寒流水族館
- 料金一般 500円
- 住所北海道稚内市ノシャップ2丁目2番17号
- 北海道稚内市ノシャップ2丁目2番17号
- 電話番号0162-23-6278
- 営業時間4/29~10/31 9:00~17:00 11/1~3/31 10:00~16:00
- 休業日4/1〜28 12/1〜1/31
- 駐車場有
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