弥助寿司で和歌山名物のなれずし
紀州名物なれすし 弥助寿司
和歌山県和歌山市にある弥助寿司に行ってまいりました。和歌山市駅から歩いて10分ちょっとの場所にあるお店です。

店頭にはメニューの案内がありました。


なれすしは和歌山で古くから伝えられている伝統料理です。

店内
店内に入ると左手には厨房と向かい合ってカウンター席。

右手には小上がりがあります。

メニュー
なれすしはすしの元祖ともいわれており、飯を発行させて魚を保存しようとしたことが起源。室町時代に飯も一緒に食べるようになったそうです。通常は数週間かけてつくられ、使われている調味料は塩のみ。発酵させる日数によって味も変化します。別名はくさりすし。早すしは一夜で作られることからそう呼ばれます。塩と酢を使って作られ、クセもなく食べやすいおすしです。今回は時間の都合でなれすし(1350円)をお持ち帰りで注文しました。

他にはにぎり寿司やちらし寿司、巻き寿し、さんますし、うなぎ棒寿司などもあります。あわせて鮎甘露姿寿司(1100円)も注文しました。

金山寺巻き、穴子押し寿司、海老押し寿司もあります。

なれすし

こちらが弥助寿司のなれすし。

中はこのようになってます。

ショウガも紅ショウガではなく生のショウガ。少し渋みがあるため、お寿司をいただいてから食べるのがいいとのことでした。

とても濃厚にしたぬか漬けとチーズっぽさを兼ね備えたような風味がします。そしてそこにちょっとシソっぽい(けどシソではない)独特の香りが加わる。一本の中でも発酵具合が違うようで、私がいただいた物だと左端が一番発酵が進んでいました。ご飯がギュッと詰まっていて見ため以上にボリュームがあります。地元の方はそのまま召し上がるようですが、素人の私は醤油を少したらしていただくのが好みのよう。調味料は塩しか使っていないのにこの味わいは驚きです。

鮎甘露姿寿司

追加で注文した鮎甘露姿寿司。

たしかに鮎の姿そのままですね。

鮎はほんのりとした甘みながらもほどよく濃厚な味付け。どこかコクもありジワーっと味わいが広がってきます。全くクセもなく、こちらはどなたでも食べやすいでしょう。

お好みで山椒をのっけていただくのもグッド。酢飯は少しフワッとした食感でした。

和歌山の歴史ある名物料理、なれすし。時間をかけて作る発酵食品なため、好みは分かれるでしょう。注文時にはお店の方から何度も念を押されました。好きな方にはたまらない一品だと思います。
- スポット名弥助寿司
 - 住所和歌山県和歌山市本町4-31
 - 和歌山県和歌山市本町4-31
 - 電話番号073-422-4806
 - 営業時間11:00~21:30
 - 休業日水曜日(祝日の場合は営業)
 - 駐車場無
 
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