新潟の街並みを散策|新潟県新潟市
新潟市
新潟市は日本海側では最大の都市で、同地域で唯一の政令指定都市。中部地方でも名古屋市に次いで2番めの人口も誇ります。ちなみに新潟県はかつて東京や大阪をしのぎ全国で最大の人口だったこともありました。新潟といえば九州在住の私からするとめちゃくちゃ寒くて雪が積もりまくっているイメージです。地元の方の話だと新潟は海が近いので内陸に比べると雪が少なく、気温もそこまで下がらないとのこと。比較的過ごしやすい地域だそうです。米どころで、私が好きな米菓の会社もほとんどが新潟の企業。羨ましい限りです。そんな新潟の街を散策してみました。
路地の街 新潟
路地が多いといわれる新潟の街。私がたまたま通りかかった所だけですが、写真を撮ってきました。
ここは茂作小路という路地。江戸時代からそう呼ばれていたそうです。はっきりとした由来は不明。ですが新潟言葉のなまりからという説があります。
こちらも江戸時代からそう呼ばれている梅屋小路。由来は不明ですが、新潟言葉ではむめや小路と言われます。
特に名前は付いてないですが、個人的にはザ・路地といった感じ。
こちらは六軒小路。こちらも江戸時代からの呼び名で、当時の家が大きく六軒しかなかったため六軒小路となったようです。
まだまだ他にも路地がありますので、路地に注目して歩くのも楽しそうですね。
ドカベンロード
新潟の商店街である古町通。1番町から13番町まであります。そしてその中の5番町は水島新司まんがストリート。通称ドカベンロードです。水島新司さんは新潟出身の漫画家。ここは水島新司さんの漫画のキャラクターの像があるのです。
こちらは景浦安武。あぶさんの主人公です。27歳でホークスに入団。以来ホークス一筋で37年もの現役生活を送りました。引退時の年齢はなんと62歳。首位打者4回、本塁打王6回、打点王4回、そして三冠王に3回も輝いています。他にもシーズン打率4割超え、シーズン56本塁打など数々の記録を打ち立てたとんでもない選手です。
こちらは野球狂の詩になどの登場する水原勇気。女性プロ野球選手で、左のアンダースローという超個性派投手です。
ドカベンに登場する里中智。新潟明訓高校のエースで、甲子園で通算20勝もあげています。そして完全試合も達成。プロ入り後は最多勝や最優秀防御率のタイトルを獲得し、完全試合を2回も達成しました。
そしてご存知ドカベンの主人公、山田太郎。新潟明訓高校時代は強打の捕手として甲子園に出場。甲子園では打率7割超え、本塁打を20本も放ちます。プロ入り後は本塁打王と打点王を6回、首位打者を1回を獲得。捕手ながら三冠王も1回達成し、6打席連続本塁打のプロ野球記録を保持しています。
こちらは野球狂の詩などの登場する岩田鉄五郎。登場する作品によって設定が大きく変わっているようです。
ドカベンに登場する殿馬 一人。小柄ながらも新潟明訓高校の俊足巧打の二塁手として甲子園に出場しました。プロ入り後は首位打者や盗塁王のタイトルを獲るなど活躍しています。
ドカベンに登場する岩鬼正美。悪球打ちで名高く、ムラはあるものの新潟明訓高校時代には甲子園通算7本の本塁打を放ちます。プロ入り後は本塁打王を6回も獲得。日本シリーズやオールスターでもMVPに輝きました。
ドカベンロードには全部で7体の像がありましたが、ドカベンのキャラクターはそのうち4体。やはり水島新司さんといえばドカベンというイメージが強いようですね。
八一生誕の地
新潟名誉市民にもなった歌人、書家の會津八一。ここはその生誕の地ということです。會津八一は晩年、北方文化博物館 新潟分館で過ごしました。
どっぺり坂
その昔、この坂の上には旧制新潟高等学校や新潟大学がありました。六花寮(りっかりょう)という学生寮から、学生達が古町などに繰り出す際にこのどっぺり坂を利用していたそうです。あまり遊びすぎるとよくないという事から、ドイツ語で二重にする(ダブる)という意味のドッペリ坂と名付けられました。この階段は及第点である60にひとつ足りない59段だそうです。
学生たちが胸を踊らせながら駆け下りたであろう階段。
かつてはどっべり坂のふもとには2つの池があったそうで、現在は噴水が設置されています。
フレッシュ本町
本町12番町、13番町にある本町商店街、通称フレッシュ本町。
たまたまですが、どこか懐かしい雰囲気の商店街を見つけました。
ちょっと行った時間が遅かったので店じまいしてしまったお店も多いです。
それでも何店かは営業されていました。
そんななかで見かけた小森豆腐店。
豆乳ソフトクリームが気になったので入店してみました。
お豆腐屋さんですがお惣菜も多数販売されています。
ところてんやこんにゃく、新潟では一般的な茶豆(えだまめ)もありました。
そしてこちらが豆乳ソフトクリーム(150円)。さっぱりとして食べやすいソフトクリームでした。
地獄極楽小路
新潟市美術館の近くにある地獄極楽小路。極楽とはいえちょっと物騒な名前ですね。右手に新潟刑務所、左手には高級料亭の行形亭(いきなりや)があったのが名前の由来。この小路を挟んで片や刑期を過ごす囚人、片や新潟の芸姑と酒を楽しむ客。まさに地獄と極楽が隣り合わせだったわけです。右側のレンガは新潟刑務所の名残。
これは旧刑務所通用門で、実際に使用されていた門を縮小したものです。
古い建物
新潟市内では古い建物も見かけました。
金井文化財館
こちらのピンクのモダンな建物は金井文化財館。明治中期の建物で、当時は写真館でした。そのため上には「金井写真館本店」という文字があります。
そのすぐそばにあった宣教医師パーム先生記念碑。医療とキリスト教の伝導につとめられたそうです。
鍋茶屋
東堀通の路地にある鍋茶屋。創業はまだ江戸時代だった1846年(弘化3年)と超老舗の料亭です。
建物自体もとても立派。
いい値段でしょうけど、芸妓さんのお座敷遊びもできるらしいです。
こちら側にも建物がありました。
その他の建物
その他にも街中にはたくさんの古い建物がありました。
こちらは旧小澤家住宅の向かいにあったお宅。関連がありそうですね。
こちらは金物屋さん。
今は使われていないと思われる古い建物が並ぶ一画。
新潟は路地が多かったり古い建物が残っていたりと、見ているだけでも楽しい街だと思います。そして時にはモダンな雰囲気の場所もある。時間があればもっとゆっくり散策してみたいですね。
- スポット名新潟県新潟市
- 住所新潟県新潟市
- 新潟県新潟市
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