最後の青函連絡船 八甲田丸|青森県青森市
最終航行をつとめた青函連絡船 八甲田丸
青森県青森市にある青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸に行ってまいりました。八甲田丸は1964年から1988年まで青函連絡船として活躍した船です。青函連絡船は青函トンネル開通により1988年に廃止。八甲田丸はその最終航行もつとめました。23年7ヶ月の就役は歴代55船の中でも最長。青函連絡船のエース的な船であった八甲田丸は、港湾文化交流施設として保存されています。
ドッグから見た八甲田丸。
乗船口はこちらになります。
まずは受付でチケットを購入。観覧料は大人500円、高中学校生300円、小学生100円です。
3階 遊歩甲板
まずは3階の青函ワールド。
昭和30年代の青森駅周辺と連絡船待合室の様子をジオラマで再現しています。
ミニビデオシアターもあり、青函連絡船のビデオが上映されていました。
船の模型もありました。こちらは翔鳳丸。最初の青函連絡船です。1945年(昭和20年)7月14日にアメリカ軍機の爆撃を受け沈没。
こちらは洞爺丸。こちらも青函連絡船です。1954年(昭和29年)9月26日、台風15号によって沈没し、多くの犠牲が出ました。
2代目津軽丸。1964年〜1982年まで青函連絡船として活躍しました。
こちらは当時のグリーン席。ここでは青函連絡船という映画が上映されていました。
展示してあった羊蹄丸の座席。1965年〜1988年まで青函連絡船として活躍した船です。
当時の1号室。
ここは事務長室です。
そして船長室。
豪華な感じのサロン会議室です。
4階 航海甲板
こちらはブリッジ(操舵室)。心が踊りますね。
ブリッジからの眺め。
ここで船を操縦していたんですね。
色々な計器などを見ることができます。
ブリッジからは外にでることも可能。
その辺を歩きまわってみました。
こちらは煙突展望台。
展望台からの眺めです。
1階 車両甲板
4階からはエレベータで一気に1階へ。この車両甲板では電車の車両が展示してあります。この黒い車両はヨ6000。貨物列車の車掌が乗る車掌専用車両です。
こちらの青い車両はスユニ50。国鉄時代の最終型の郵便車です。荷物室と郵便室を備えていました。1986年(昭和61年)に鉄道荷物・郵便の廃止に伴って廃車。
こちらはキハ82。名前を聞いたことがあるし、どこかで見たことがあるような汽車ではないでしょうか。特急用のディーゼル車です。
こちらはDD16。線路状態のよくない区間でも走ることができたので、全国で走っていたそうです。
ちょっと他の車両とは趣の違うヒ600。連絡船に車両を出し入れするための専用貨車ということです。
地下1階
さらに地下1階のエンジンルームも見ることが可能。
これだけの船を動かすわけですから大変な動力が必要ですよね。迫力があります。
これは水密扉。水を通さない扉ですね。八甲田丸の地下1階は12の水密扉があり、13区画に分かれています。2区画までは浸水しても安全ということです。
ここにも計器類がありました。
八甲田丸はブリッジやエンジンルームなど、普段はなかなか立ち入ることができない貴重な場所も見ることができます。昭和時代のジオラマや古い汽車などの車両展示など、僕が思っていた以上にバラエティ豊かなスポットでした。
- スポット名青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸
- 料金大人500円 高中学校生300円 小学生100円
- 住所青森市柳川一丁目112-15地先
- 青森市柳川一丁目112-15地先
- 電話番号017-735-8150
- 営業時間9:00~19:00(4/1〜10/31) 9:00~17:00(11/1〜3/31)
- 休業日月曜日 12/31 1/1 3月2週の月〜金
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