湯之平展望所は立ち入れる最高地点!|鹿児島市桜島
立ち入りが可能な最高地点にある湯之平展望所
桜島にある湯之平展望所に行ってまいりました。御岳の標高は北岳が1117メートル、中岳は1060メートル、南岳は1040メートル。南岳が最も噴火活動が活発なため、南岳火口より2キロ以内は立ち入り禁止となってます。湯之平展望所の標高は373メートルで、一般の人が入れる最高地点。北岳の4合目にあたるそうです。
湯之平展望所から見た御岳山頂。
湯之平展望所の石碑と御岳山頂。桜島は北岳と南岳という大きな火山が合わさってできた火山です。はじめは北岳だけでしたが、桜島ができて5,000年後の噴火で南岳が生まれました。そうして今の形になったわけです。
向かって右側の様子。
さらにその下の方。この辺りは大正の噴火で形成された溶岩原が再生して森ができたっぽい雰囲気ですね。分からないですけど。
展望台の階段部分は桜島の歴史が時系列で説明してあります。桜島が誕生したのは約26,000年前。
約13,000年前には桜島最大の噴火が起こっています。よく分かりますよね。
約5,000年前には北岳の火山活動が終了。山の歴史でいえば最近ですね。そして4,500年前に南岳の活動が開始。
展望台からは錦江湾が見えます。
これがまたいい景色。海の青に山の緑が映える。山の緑に海の青が映える。お互いの良さを引き立てあってるようです。
桜島が誕生する前はこの錦江湾には巨大な穴があいていました。この穴は姶良カルデラと呼ばれ、約29,000年前の巨大噴火によってできたそうです。この時の噴火で大量のマグマが吹き出し、南九州全域を埋め尽くしてできたのがシラス台地。地理で習った気がしますね。そしてその3,000年後の噴火でできたのが桜島です。姶良カルデラがなければ、仮に桜島が誕生したとして、陸続きなのでただの山だったんでしょうね。
桜島は土石流の発生回数が日本一。この土砂は山のふもとにたまり、扇状の傾斜をつくります。これが扇状地で、大きさの違う土砂でできているため水はけがいい。そのためこの扇状地は畑や果樹園に向いているそうです。桜島特産の桜島大根や桜島小みかんは火山の恵みでもあるんですね。
晴れていて気持ちがいい。
バスに乗る前にもう一枚パチリ。
せっかくなので御岳山頂を背景に記念撮影。湯之平展望所は他の展望所より御岳山頂が近く迫力があります。ぜひ訪れたいスポットですね。
この湯之平展望所は桜島港からけっこう距離が離れているので、たいていはバスが車での訪問になると思います。車がない方は桜島を周遊するサクラジマアイランドビューがいいでしょう。湯之平展望所では15分ほど停車してくれます。ここで下車すると追加料金が発生するため、500円の1日乗車券がおすすめ。鳥島展望所、赤水展望広場なども見ることができます。
- スポット名湯之平展望所
- 料金無料
- 住所鹿児島市桜島小池町1025
- 鹿児島市桜島小池町1025
- 電話番号099-298-5111(観光交流センター)
- 営業時間見学自由 (売店 9:00〜17:00)
- 休業日年中開放
- 駐車場有
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