世界遺産 薬師寺|奈良県奈良市
奈良県奈良市にある薬師寺に行ってまいりました。680年に天武天皇によって発願、697年に持統天皇によって本尊開眼、文武天皇の治世にて藤原京に完成。710年、平城遷都に伴い現在の場所に移されました。
東院堂
左側の参道を歩いて行くと、見えてくるのが国宝に指定されている東院堂。吉備内親王が元明天皇のため養老年間(717〜724年)に建立されました。
973年の火災で消失し、現在の建物は1285年に建てかえられたもの。国宝・聖観世音菩薩と四天王立像が安置されています。
お社
東院堂から見て中門の奥にお社があり、一番奥にあるのが若宮社。
その手前には弁才天のお社があります。
一番手前には平木大明神が祀られていました。
中門
こちらの中門は1984年に再興されたもの。
門の両脇を守るのは1991年に復元された二天王像です。
西塔
中門をくぐると左手に見えるのが東塔と対をなす西塔。1981年に再興されたもので、華やかな色合いです。東塔は現在修復中で、残念ながら見ることはできませんでした。その姿を拝めるのは2019年の予定ということです。
金堂
そして中門の正面にそびえるのは金堂。1528年の戦火で消失。豊臣家によって仮堂が建てられたもののそのままの状態で400年が経過。1976年にようやく再興されました。
金堂には本尊である薬師三尊像が安置されています。薬師如来が中央、向かって右手に日光菩薩、左手に月光菩薩が並ぶ。あわせて薬師三尊といいます。薬師三尊像は飛鳥時代後期から奈良時代に作られたもので、最高傑作としても名高い。国宝にも指定されています。
大講堂
金堂から進んだ先にあるのが大講堂。
伽羅最大の建物で、本尊の弥勒三尊像(重要文化財)、後堂には仏足石・仏足跡歌碑(国宝)が安置されています。
玄奘三蔵院伽羅
金堂などの白鳳伽羅から北側へ少し離れた場所にある玄奘三蔵院伽羅。
玄奘三蔵院からみて左手に本坊寺務所やお写経道場があります。
玄奘三蔵は法相宗の始祖。西遊記で有名なあの三蔵法師でもあります。
内側から見た様子。
中央にある円形の建物は玄奘塔です。玄奘三蔵のご頂骨を奉安し、須弥壇には玄奘三蔵訳経像をお祀りしてあります。
その奥にあるのが大唐西域壁画殿。ここにはあの平山郁夫が30年かけて制作した大唐西域壁画があります。
薬師寺のシンボルといっても過言ではない国宝・東塔。解体修理後にそのお姿を見に来ることができればと思います。
- スポット名薬師寺
- 料金玄奘三蔵院伽藍 公開時(大人800円、中高生700円、小学生300円) 玄奘三蔵院伽藍 閉鎖時(大人500円、中高生400円、小学生200円)
- 住所奈良県奈良市西ノ京町457
- 奈良県奈良市西ノ京町457
- 電話番号0742-33-6001
- 営業時間8:30〜17:00(受付は16:30まで)
- 駐車場有
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