人気観光列車 SL人吉|熊本市 – 人吉市
八代駅
熊本駅を出ると新八代駅、八代駅の順に止まります。新八代駅はすぐ出発のため下車はできません。こちらは八代駅にあった肥薩線0起点の立て札。八代駅は肥薩線の始まりの駅というわけです。
八代駅にて記念撮影。肥薩線0起点もしっかり入ってます。
瀬戸石駅
八代駅を出ると白石駅(人吉駅→熊本駅の場合は坂本駅も停車)へと進みますが、その途中の瀬戸石駅で九州横断特急とすれ違い。
瀬戸石〜白石間の球磨川
瀬戸石駅から白石駅へと向かう間に見えた球磨川。球磨川は人吉盆地から八代平野を流れて八代海へ至る一級河川。熊本県最大の川で、最上川、富士川とあわせて日本三大急流に数えられています。
清流の呼び名が高く、鮎が大きく育つことでも有名。大きいものは30センチを超えるそう。また川下りやラフティングも盛んで、夏には多くのお客さんがいらっしゃいます。過去に一度だけラフティングをしたことがありますが、泳げない私でもめちゃくちゃ楽しかったのでオススメです。ぜひ一度ご体験あれ。
以前の球磨川は大きな石が多く水運には適していなかったそうです。そこで相良氏(現在の熊本県南部を治めていた大名)の当主であった相良頼喬の叔父・林正盛が資材を投じて巨岩を取り除く工事を決行。1662年から3年の歳月をかけて船が運行できるようになったそうです。昔の人の多大な苦労があったんですね。
SLひとよしみどころMAP Autumn
乗務員の方が配ってくださったSLひとよしみどころMAP秋編。停車する各駅の見どころも分かっちゃいます。手書きなのもいいですね。
1号車展望ラウンジにて記念撮影
車内をウロウロしていたら1号車展望ラウンジで乗務員のお姉さんが記念撮影をされてました。せっかくなので私も撮っていただくことに。帽子も貸していただけます。
白石駅
八代駅に続いて停車した白石駅。「しらいし」ではなく「しろいし」です。
現在は無人駅ですが、以前は有人駅でした。白石駅の駅舎は1908年(明治41年)当時のもので、なんと107年(2015年現在)も経っています。貴重な建物ですね。白石駅では5分ほどの停車ですので、うかうかしてると発車してしまいます。
3号車展望ラウンジから路線を見たところ。
白石〜一勝地間
白石駅から一勝地駅へ向かう途中に見えた球磨川。急流です。
走行中に見た3号車展望ラウンジからの景色。展望ラウンジいいですわ。
一勝地駅
白石駅の次は一勝地駅。一勝地駅では10分ほどの停車。
縁起のいい名前で人気の当駅。平日は「必勝お守り記念入場券」を販売していて、受験生やスポーツ選手などが買いに来るそうです。「必勝お守り記念入場券」は一勝地郵便局でも購入が可能。
一路、勝利を目指して努力、地(知)の神が応援します。こう書かれた一勝地郵便局の看板が構内にありました。
一勝地駅に停車中のSL人吉。
一勝地駅の周辺は自然が豊かです。
駅舎には球磨太郎という球磨村のマスコットキャラクターがいました。
座席にて記念撮影
一勝地駅を出て席に座っていると、乗務員のお姉さんが記念撮影に回ってきてくださいました。これはもしや1号車から順に回って来られたのでは。先程1号車展望ラウンジでは先走ってしまったということでしょうか。そうだったらお手数をお掛けしてすいませんでした。
渡〜人吉間
一勝地駅の次は渡駅に止まりますが、すぐにすぐに出発するため下車はできません。渡駅を過ぎるとこのような田園風景が広がってきます。
人吉駅
無事に人吉駅まで乗せてくれたSL人吉。お世話になりました。
人吉駅ではきじ馬(雉子車)がお出迎え。きじ馬は主に九州の福岡県、熊本県、大分県で作成されるおもちゃです。清水系、人吉系、北山田系と3系統あり、人吉は系統名になるほどきじ馬作りが盛んな地域。人吉系は人吉の大塚に落ち延びた平家の落人が考案したといわれており、その恩に報いるために大の字が書かれているとか。またこの辺りによく咲く椿の花が描かれており、この赤色は平家の赤旗からきているとも言われているそう。人吉の代表的な特産品です。
人吉市は熊本県南部の中心的な都市。熊本の小京都(街並みや雰囲気が京都に似ている街)と言われる歴史あるお土地柄です。
SL人吉は以前からずっと乗ってみたかった観光列車。今回ようやく乗ることができました。沿線の景色や、停車する各駅も見どころがあり楽しかったです。他の季節に乗るとまた違った景色を見ることができそうですね。
- スポット名SL人吉
- 料金座席指定券 大人820円 小人(410円) プラス乗車区間の運賃
- 電話番号050-3786-1717(JR九州案内センター)
- 営業時間8:00〜20:00(JR九州案内センター)
- 休業日年中無休
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