澄み渡る水、白川水源｜熊本県南阿蘇村

南阿蘇にある白川水源

熊本県阿蘇郡南阿蘇村にある白川水源に行ってまいりました。白川水源は阿蘇山のカルデラ内の火山群の南の裾野にあります。

湧水量は毎分約60トン。すごい量ですよね。環境省の名水百選にも選ばれています。

そして何より目を引くのがその透明度。ご覧ください、この澄み切った水を。この白川水源の水は柔らかい飲み心地だそうです。お茶の味を最大限に引き出してくれるそう。水温は年間を通して14度ということです。

熊本市内を流れる一級河川の白川の水は、阿蘇のカルデラに降った雨や湧水がほとんど。そしてその上流で水が湧いているのがここ白川水源。そう、白川の水は阿蘇の恵みなのです。

火の国熊本といわれますが、実は熊本は豊富な地下水を有している水の都。県全体の水道水の約80％（全国平均は20％）を地下水で賄っています。さらに熊本地域（熊本市、菊池市、合志市、宇土市、大津町、菊陽町、益城町、御船町、嘉島町、甲佐町、西原村：人口約100万人）の水道素ははほぼ100％地下水。蛇口をひねればミネラルウォーターなのです。人口50万を超える都市では日本では唯一。そして世界的に見てもかなり希少とうことです。これも阿蘇の恵みですね。

水路を流れていく湧き出た水たち。

7月20日〜9月25日までの限定ですが、いやしの水足湯というのもあるようです。

吉見神社

こちらは手水舎。

この白川水源には吉見神社という神社があります。

吉見神社の御祭神は罔象命（みずはのめのみこと）。この水源の守護神、水神様がお祀りされています。

吉見神社からみて右側の水路。湧いた水はここから流れていきます。

白川水源に来たのは今回が初めてだったんですが、とにかく水が綺麗でした。普段は当たり前のように水を使っていますが、それも長い自然の営みがあってこそ。日々感謝して使わせていただきたいと思いました。