木造復元天守!白河小峰城|福島県白河市
三重櫓は奥州白河城絵図や白河城御櫓絵図などをもとに再現されています。詳細な資料が残っていたことで復元が可能になったんですね。
一階部分は約12メートル四方の広さがあるとのこと。
これは石落し。有事の際はここから石を落としたり、矢を放ったりします。
こちらは狭間。鉄砲や矢を射るために設けられた小窓です。矢狭間や鉄砲狭間がありますが、これは長方形の箱狭間といもので弓矢用。
これは連子窓。ひし形の木材を並べてあり、白河小峰城の連子窓は漆喰です。外から見えにくく、少しでも矢や弾を防ごうという狙いがあります。
1868年(慶応4年)、戊辰戦争白河口の戦いで最大の激戦地であった稲荷山。東軍(旧幕府軍)は丘の老杉を盾にして戦ったため、多くの弾が老杉に撃ち込まれました。その老杉も倒れる危険があるため伐採が決定。このときちょうど三重櫓の復元が決まり、この老杉を使用することになりました。復元にあって老杉を製材したところ、多くの鉛玉が出てきたということです。
そういう訳で一階の通し柱、床板、二階の腰板には弾痕があります。
これは案内がなければ分かりませんね。
こちらは床板の弾痕。
けっこうな数がありました。
階段は急なので気をつけましょう。
二階の広さは約8メートル四方。一階の約3/4になります。
二階にも狭間や石落しがありました。
それではいよいよ最上階、三階へ。
二階から三階へは踊り場があります。
こちらが最上階の三階。
三階の広さは約4メートル四方ということです。
三階にも狭間や石落しがありました。
屋根裏も見えます。
棟札も掲げてありました。棟札は建造の月日、修理の記録、関わった人など記して残しておくためのものです。
日本のお城で天守が現存するものはわずかに12城。復元とみなされる木造復元天守は6つしかなく、非常に貴重な建物です。
しかも白河小峰城の場合は入場無料。白河に来たらぜひとも見学したいスポットです。
二ノ丸茶屋で白河だるまバーガー
二之丸跡にある二ノ丸茶屋。
マスコットキャラクターの小峯シロがお出迎えです。
- スポット名白河小峰城
- 料金無料
- 住所福島県白河市郭内1
- 福島県白河市郭内1
- 電話番号0248-22-1111(白河市役所観光課)
- 営業時間三重櫓見学 9:30~17:00(4〜10月) 9:30〜16:00(11〜3月)
- 休業日12/29~1/3
- 駐車場有
トップページへ
週間ランキング
ランキングをもっと見る