縁結びの神様!女性に人気の世界遺産 下鴨神社|京都市左京区
長い歴史を誇る下鴨神社
京都府京都市左京区にある下鴨神社に参拝して参りました。下鴨神社は通称で、正式には賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)。創建の年は分かっていませんが、一説には紀元前90年ごろともいわれています。縁結びの神様として女性にも人気の下鴨神社。世界遺産にも登録されています。この長い参道を進みましょう。左右に広がる森は糺の森(ただすのもり)。手付かずの森ということです。
参道の途中にいた猫。慣れているんでしょうか。近寄っても逃げる素振りはありませんでした。かわいいです。
歩いていくと鳥居が見えてきました。
手水舎にあるこの石は御手洗(みたらす)と呼ばれ、舟形の石です。桶には糺の森の主といわれていた樹齢600年のケヤキが使用されています。
こちらはさざれ石。誰もが聞いたことがあるでしょう。そう、あの君が代に出てくる石はこの石のこと。小さい石という意味で、火山の噴火によってできた石だそうです。
この木は連理の賢木(れんりのさかき)といって縁結びの御神木。二本の木が一本になったといい伝えられています。京の七不思議としても有名です。
その隣にあるのは相生社(あいおいのやしろ)。縁結びの神様で、こちらの神様の力によって連理の賢木を二本の木を一本にしたといわれています。
参道の正面にそびえるのは楼門。東西の回廊とともに重要文化財に指定されています。
こちらの建物は舞殿。御所(天皇のお住まい)が災害にあわれたとき、臨時の内侍所(三種の神器をお祀りする場所)と定められています。重要な場所ですね。現在の建物は1626年(寛永5年)の式年遷宮の時に造替(ぞうせん)されたもので、重要文化財に指定されています。
こちらは橋殿。お祭りのときに芸能が奉納される社殿ということです。こちらも1626年(寛永5年)の式年遷宮時に造替されたもので、重要文化財に指定されています。
この建物は細殿御所。天皇の行幸(ぎょうこう・みゆき:天皇が外出されること)や上皇、法皇の御幸(ごこう、ぎょうこう:上皇や法皇が外出されること)のさいに滞在される場所です。すごい所ですね。1626年(寛永5年)の式年遷宮時に造替されたもので、重要文化財に指定されています。
ここは解除所(げじょしょ)。祭事が行われる場所です。
境内を流れる御手洗川(みたらしがわ)。土用の丑の日には、この川に足を浸けて病い封じを祈願する足つけ神事が行われます。土用の日が近づくと水が湧き出ることから京の七不思議の一つとされ、その様子をかたどったのみたらし団子だそう。なのでここがみたらし団子の発祥といわれています。
御手洗川のそばにあるのは井上社。御祭神は瀬織津姫命(せおりつひめのみこと)で、お祓い、お清めのお社とされています。
こちらは神服殿。古代の様式を伝える貴重な建物で、勅使(天皇の使い)の到着する場所です。開かずの間と伝えられており、御所(天皇のお住まい)が災害にあわれた場合は、臨時の御座所と定められています。1626年(寛永5年)の式年遷宮時に造替されたもので重要文化財。
さきほどもありましたが、こちらも解除所です。
この木は媛小松。下鴨神社の御祭神である玉依姫命(たまよりびめのみこと)にちなんで名付けれられました。
こちらは供御所(くごどの)。中は東、中、西と分かれています。1626年(寛永5年)の式年遷宮時に造替されたもので重要文化財。
この木は擬雪。1793年(寛政5年)に光格天皇がご参拝され、白玉椿をご奉納されました。花が美しく雪にも見紛うということで擬雪と呼ばれます。現在の木は2代目ということです。
こちらの建物は三井神社。
この回廊の奥には西社(御祭神は玉依姫命)、中社(建角身命)、東社(伊賀古夜日売命)などのお社があります。
ここから先に行くことは出来ませんが、正面に見えているのは中社。三井神社は重要文化財に指定されています。
こちらの中門(重要文化財)から”鴨の社えと詣”へと向かいましょう。
この先には干支の社がお祀りされていました。
干支の守護神ということで、自分の干支のお社にお参りするとご利益があります。
全部で7つの干支のお社がありますが、全てを総称して言社(ことしゃ)というそうです。
この鴨の社の先には国宝である本殿(西本殿・東本殿)がありますが、そちらに行くことはできませんでした。
近くにあったこちらの建物は葵生殿というそうです。
ここは言社権地(ことのやしろごんち)。平安時代からはじまった式年遷宮のさいに仮殿が設けられてきた場所です。
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