絵解きのお寺 西光寺|長野県長野市

かるかや山 西光寺

長野県長野市にあるかるかや山 西光寺に行ってまいりました。西光寺は1199年(正治元年)、刈萱上人によって開山。上人の入寂後は息子の石童丸が移住しました。

01入口

右手には六地蔵があります。

02六地蔵

そしてこちらは朝日山大蛇の塚。朝日山に住んでいた大蛇は近くの木こりである忠兵衛に古木と間違えられ殺されてしまいます。あげく町で見世物にされたのを恨んで忠兵衛一族を祟り、忠兵衛は狂死。一族も絶えてしまいました。その祟りを鎮めるため大蛇に法名を与え、塚に手厚く葬られたということです。

03朝日山大蛇の塚

こちらは六地蔵憧。六地蔵を浮き彫りであらわしてあります。

04六地蔵憧

それでは門をくぐって境内へ。

05門

かるかや親子の対面の像。絵解きの苅萱道心石童丸御親子御絵伝にもある苅萱道心と石童丸のワンシーンです。

06かるかや親子の対面

こちらは松尾芭蕉の石碑。1743年(寛保3年)に芭蕉の五十回忌を期して建立されました。

07芭蕉翁の碑

門からみて左手にある六角堂。

08六角堂

その六角堂の右手にある刈萱稲荷社。商売繁盛、家門繁栄、幸運のご利益があります。

09苅萱稲荷社

こちらは刈萱塚。右から石童丸、刈萱上人、千里御前(苅萱道心の妻、石童丸の母)のお墓となってます。

10苅萱塚

長野の七福神巡りの一つでもある寿老人。寿老人は中国の宋の時代の人で、南の方角を守る神様です。長寿、財運、子孫長久のご利益があります。

11寿老人

本堂

こちらが西光寺の本堂。絵解きもこちらの本堂で聞かせていただけます。

12本堂

本堂内の様子。

13本堂内

絵解き 苅萱道心と石童丸

絵解きとは絵画を使った説教を目的とする芸能です。簡単に言えば文字のない漫画のようなもので、語り部の方が絵にそって物語を口上していきます。

14苅萱道心と石童丸

こちらがその絵解きに使われる絵。絵解きをしやすいよう随所に工夫が施してあるそうです。

15苅萱道心と石童丸

この絵解きは西光寺の開山である苅萱道心とその息子、石童丸の悲しい物語。西光寺の御由緒にもかかわるお話です。

16苅萱道心と石童丸

絵解きは「苅萱道心と石童丸」の他に、「十王めぐり」、「六道地獄絵」があります。実は西光寺では一度途絶えてしまった絵解きの文化。苦労の末に一部は現代風にアレンジして復活しました。

精巧に描かれた絵もさることながら、物語自体も興味をひかれる内容だと思います。今回、私は「苅萱道心と石童丸」のみ聞かせていただきましたが、時間があればほかのお話も聞いてみたいと思いました。

  • スポット名
    西光寺
  • 料金
    参拝無料 絵解き500円
  • 住所
    長野県長野市北石堂町1398
  • 長野県長野市北石堂町1398
  • 電話番号
    026-226-8436
  • 営業時間
    9:00~16:00
  • 駐車場

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