旧北海道庁函館支庁庁舎の中にある函館市写真歴史館|北海道函館市
旧北海道庁函館支庁庁舎
北海道函館市にある函館市写真歴史館に行ってまいりました。歴史館は旧北海道庁函館支庁庁舎の中にあります。

旧北海道庁函館支庁庁舎は1909年(明治42年)竣工で、北海道の有形文化財に指定されている貴重な建物。現在は1階が元町観光案内所、2階が函館市写真歴史館となってます。

とはいっても、1階の観光案内があるホールの横の部屋にもカメラが展示されていました。

かなりの数のカメラが並べてあり見応えがあります。

私は特にカメラ好きってわけではないですが、それでもこれはワクワクしました。

カメラ好きの方にはたまらないでしょうね。

こんな道具も展示してありました。

ここまでは無料で見れますが、2階へ行くには大人200円となってます。

函館市写真歴史館
2階にある函館市写真歴史館の様子。

日本に写真が伝わったのは1848年(嘉永1年)のことで、オランダ船が長崎にタゲレオタイプカメラ一式を持ち込んだのがはじまり。函館ではロシア領事のゴシケーヴィチから木津幸吉、田本研造、横山松三郎といった人物が写真術を学んだそうです。

この名村五八郎元度は江戸幕府公認の通訳。1860年に遣米使節団の通訳として渡米。帰国後に英語稽古所を設立されたそうです。こんな昔でも英語が堪能な方がいらっしゃったんですね。

日本最古の写真と、その写真に写っている石塚官蔵の裃(かみしも)。ペリーの写真師、エリファレット・ブラウン・ジュニアという人が撮ったそうです。どんな気持ちで写真に写ったんでしょうね。展示されているものは複製だそうです。

箱館に写真を伝えたのは18545年に箱館に来航したペリー艦隊。写真家のブラウンは18日間の箱館滞在中に箱館の街並みを写真に収めたそうです。

写真をもたらしたのはペリー艦隊ですが、写真の技術はロシアの人々によって伝えらました。写真を仕事にする人が出始め、最も早く開業したのは先の木津幸吉だそうです。

2階には昔のカメラが展示してあります。

こんな大掛かりな機械で撮影していたんですね。

いまや手のひらサイズの薄い端末で撮影できちゃうので、いかに進化したかが分かります。

この昔のカメラには味がありますね。

カメラの部品も展示してあります。

カメラの仕組みも解説してありました。

こちらのカメラも雰囲気がありますね。

函館の写真師の仕事ぶりの紹介。当時は写真師が修整していたようで、修整前と修整後の写真も展示してあります。

こちらは写真にまつわる道具でしょうか。様々なものがあります。

木津幸吉のアルバム(木津アルバム)の写真も見ることができました。

ストロボをたいて、持っているカメラで記念撮影もできるようです。

僕が生まれた時には写真は普通にあったので、特に何も思わずに過ごしてきました。ただ、何もない時代に風景をそのまま物として残すなんてどうやって思いついたんでしょうね。本当に頭が下がります。その発想がすごすぎる。写真の歴史も勉強になり、昔のカメラや道具などは見ているだけでも楽しめました。
- スポット名函館市写真歴史館(旧北海道庁函館支庁庁舎)
- 料金一般 200円 学生・生徒・児童 100円 函館市内の65歳以上の方 100円
- 住所北海道函館市元町12-18
- 北海道函館市元町12-18
- 電話番号0138-27-3333
- 営業時間9:00~19:00(4月~10月) 9:00~17:00(11月~3月)
- 休業日12月31日~1月1日
- 駐車場近隣に元町観光駐車場(有料)が有
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