日本最古の公園！南湖公園｜福島県白河市

十一景の「御影の島」。歌は越前丸岡藩主、有馬誉純の「神のます　みかけのしまの　松か根に　とはにそよする　なみの白ゆふ」。後ろの湖に浮かんでいる島が御影の島です。

十五景の「八聲の村」。歌は三河刈谷藩主、土井利徳の「明ぬよの　夢や覚ると　庭つとり　やこえのむらに　行てねましを」。

この辺の歩道は両脇に松が生えていてちょっと荘厳な雰囲気です。

あの島は先ほどの御影の島。

十四景の「小鹿山」。歌は備後福山藩主、阿部正精の「をしか山　月にはなれし　つまこひの　うらみやふかき　闇のみつうみ」。

十七景の「千代松原」。歌は公家、三條実起の「立ならふ　みとりの色の　さかへつつ　すえ限りなき　ちよの松原」。

十六景の「有明崎」。歌は公家、広橋胤定の「しら川の　関のやま風　ふくるよの　月かけてらす　有明かさき」。

対岸のやや右にはさきほどの共楽亭があります。

九景の「松風の里」。歌は陸奥棚倉藩主、小笠原長尭の「世のちりは　よそにはらへる　松風に　この里人や　千代おくるらむ」。

そして（個人的には）最後の十景である「松虫の原」。歌は秋田藩主、佐竹義和の「旅ころも　ゆききかさねて　いく秋か　めてみん千世を　竹むしの原」。

あたりには確かに松が生えていました。

南湖神社

南湖のほとりには南湖神社があります。

こちらは南湖神社の鳥居。

その先には拝殿があります。

南湖神社は資本主義の父といわれる渋沢栄一の支援で設立されました。御祭神は松平定信公。

そして拝殿の奥には本殿。

また拝殿の近くには松平定信ゆかりの松風亭蘿月庵（らげつあん）があります。

拝観は有料。拝観希望の場合は社務所に申し出ればいいそうです。

参道はけっこうな長さでした。

藤田記念博物館

このピンクを基調とした洋風の建物は藤田記念博物館。1883年（明治16年）に建てられた西白河郡役所を一部移転、復元したものです。松平定信公ゆかりの物が展示されているそうですが、休館中のようで中は見ることができませんでした。

南湖公園はとても広いので、歩いて全部回るのはとても時間がかかるでしょう。僕はJR白河駅観光案内所で自転車を借りました。料金はなんと無料。クロスバイクは有料となります。道順によっては坂があったりしますが、距離的には白河駅から南湖公園までは全く問題なし。個人的には自転車で行くのがオススメです。