格式高い雰囲気!曼殊院門跡|京都市左京区
長い坂道の上にある曼殊院門跡
京都市左京区にある曼殊院門跡に行ってまいりました。長い坂の上にあります。自転車で行った私はけっこう大変でした。
曼殊院門跡の歴史は長く、8世紀に最澄が比叡山に草創した東尾坊という小さい寺院が起源。門跡とは皇族や貴族が住職を務める特殊な寺院であり、現在の場所に移ったのは1656年(明暦2年)の良尚法親王の時代です。庭園や建築に親王は創意工夫を凝らされました。こちらは勅使門。ここからは入ることはできません。
入口は向かって左側。
ここが入口になります。受付がありますので、まずはチケットを購入しましょう。
入ってすぐにあった中庭。
庭の前には閻魔様がいらっしゃいました。
曼殊院には庫裏、大玄関、大書院、小書院(全て重要文化財)などの貴重な建物も多くありますが、残念ながら建物の中は撮影不可。
縁側からのみ撮影が可能となっています。ということで一般的に曼殊院といえば庭園というイメージになっているでしょう。
こちらは大書院の前にある鶴島。鶴島には五葉の松があり、鶴をかたどっています。そしてその樹齢はなんと約400年。つい先日に金閣寺を見てきたのですが、その方丈の前にあった陸舟の松を思い出しました。何となく形が似てると思います。
奥に見えるのは小書院。
こちらは亀島。もともとは亀の形をした松があったそうです。
小書院の前にあったつくばい。
曼殊院の庭園は作庭家としても有名だった文化人、小堀遠州(政一)の作と伝えられています。しかし曼殊院が現在の場所に移った1656年(明暦2年)にはすでに亡くなっており、実際に誰が作庭したのかは不明ということです。
まあどなたが作庭したとしても素晴らしい庭園であることに変わりないですね。
難しいことは忘れてこの景観を楽しもうではありませんか。
写真は庭園のものしかありませんが、建物内の見どころも多い曼殊院門跡。建築物はもちろん、大変貴重なものも数多く展示してあります。こればかりは現地に行かないと見れませんので、京都観光のさいには曼殊院門跡も加えてみてはいかがでしょうか。
- 料金一般600円
- 住所京都府京都市左京区一乗寺竹ノ内町42
- 京都府京都市左京区一乗寺竹ノ内町42
- 電話番号075-781-5010
- 営業時間9:00~17:00
- 休業日無休
- 駐車場有
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