喜多方の蔵めぐり 〜街中編〜｜福島県喜多方観光

販売のほとんどを地元の喜多方でさばくという吉の川酒造。

現在でも6棟の蔵が現役だそうです。

蔵は江戸時代から大正期にかけてのもの。

どの蔵かは分かりませんでしたが、貯蔵蔵は屋根が少し浮いていて空気が流れることにより、真夏でも23度までしかあがらないそうです。すごすぎ。

喜多方でも指折りの豪壮さを誇る甲斐本家。蔵は大正後期に建てたれたものです。黒漆喰の仕上げが目をひきますね。非公開ですが地下もあるそう。国登録有形文化財です。

甲斐本家の隣にある吉五郎。大正初期に建てられた店蔵です。甲斐本家は完成まで7年もかかったため、甲斐家の方はこちらを仮住まいのために建てられたそう。仮住まいにしては豪華ですね。

甲斐本家の向かいにはレンガ積みの蔵がありました。

かつては倉庫蔵や屏蔵などを有していた五十嵐酒店。現在、通りからは厠蔵（非公開）が確認できるのみです。

ふれあい通りの先のほうにある五十嵐六七八薬館。明治中期に建てたれた今では珍しい塀蔵です。

喜多方高校のそばにある峰の雪酒造。

酒蔵の見学はないそうですが、試飲はできるそうですよ。

比較的コンパクトな酒蔵ということです。

小荒井界隈は広い範囲にたくさんの蔵があるので、それだけ見どころも多いです。通り沿いだけでも十分楽しめますが、路地を散策すればもっと楽しめることでしょう。

おたづき蔵通り

ふれあい通りの次というか同等くらいにメインになるのがおたづき蔵通り。小田付という地域になります。喜多方駅側からいって手前にあるのがうるし美術館。

通りからも蔵がいくつか確認できました。

こちらは蔵屋敷あづまさ。この写真は通りの裏手になります。

大正時代に建てられた蔵座敷を無料で見学できるということですが、よく分からなかったので泣く泣く引き上げました。

おたづき蔵通り沿いにある東町蔵屋敷会湯館。

中の梁は自然に沿ったものだそうで、真っ直ぐより何倍も強度があるということです。

喜多方で最も豪華といわれる蔵座敷を有する大善。元々は呉服屋さんだったそうです。

そのゴージャス蔵座敷は1897年（明治30年）の建築。非公開なのでどこにあるかは分かりませんでした。

蔵座敷の大善と関係があるかは分かりませんが、現在は物流系の事業をされているようです。

角にある店蔵、菅井屋薬房。店蔵としては唯一角にあるそうです。蔵は1914年（大正3年）に建てられました。

菅井屋薬房の隣にある遠藤宗平宅。蔵は江戸から明治初期にかけて建てられたもので、本は米屋や質屋を営んでいたそうです。

無料で酒蔵見学もできる小原酒造。

店蔵、酒蔵は1877年（明治10年）に建てられたものです。

向かいにあるカフェモーツァルト。小原酒造が所有される店蔵で、以前はお客さんのお休み処として利用されていたそうです。現在は非公開。

小田付まちづくりの拠点、手作りの里・宮津。以前は裏に長屋門があったそうです。店蔵なの以前は何かしらの商売をされていたんでしょう。

現在はお土産物屋さんになっている馬車の駅。左側は座敷蔵でしたが、現在は店舗として利用されています。店蔵はおそらく明治のもの。馬車が立ち寄るそうです。

天保年間（1831〜1845年）に創業という味噌醤油の超老舗、金忠。この店蔵は江戸から明治にかけてのものだそうです。

裏手にもいくつか蔵があり、こちらは二十軒蔵。ようするに大きい蔵ということです。

こちらは麹蔵。味噌や醤油を作る蔵でしょう。

そしてこの2つはつけもの蔵と発酵蔵。現在でも蔵を活用して製造されているんですね。

これも金忠さんの所有でしょうか。そばにあったコンパクトな蔵。

おたづき蔵通り沿いにある大森家店蔵。乾物商や山林地主だった松村屋の旧店蔵ということです。建築は推定ですが江戸時代。当時の店蔵の特徴をよく残しているそうです。以前は店蔵の奥に家財蔵など4棟の蔵がありました。

すっぽりとハマっているように見える三浦英二商店。店蔵は江戸時代の建築だそうです。商店自体は1879年（明治12年）の創業。

おたづき蔵通りの一本奥にある和飲蔵。明治初期の倉庫蔵で、2001年（平成13年）に改修して現在はワインのお店となっています。

おたづき蔵通りの先のほうにある星醸造。明治時代創業の老舗醤油屋さんです。

大きな蔵がいくつもありました。直営のラーメン屋、蔵々亭も営業されています。

星醸造のさらに先にある夢心酒造。酒蔵は明治時代に建てられました。7代当主が夢の中で酒造りの秘伝を伝授されたという銘柄が夢心です。

おたづき蔵通りの街並み

小田付は米沢への街道筋として栄えた地域。

そのため店蔵や座敷蔵が数多く残っています。