明治時代の迎賓館!興雲閣|島根県松江市
明治天皇の御宿所として建てられた興雲閣
島根県松江市にある興雲閣に行ってまいりました。国宝である松江城天守の近くにあります。
興雲閣は1903年(明治36年)に松江市が明治天皇の御宿所として建てた物。明治天皇の巡幸(じゅんこう:天皇が複数の場所にお出かけになること)は実現しませんでしたが、1907年(明治40年)に皇太子殿下(大正天皇)が山陰道行啓(ぎょうけい:皇族の方がお出かけになること)されたさいに御宿所として使用されました。
こちらが玄関。外観は洋風なんですがここは和風テイストになっていますね。こういう洋風建築っぽいのに和風な趣向を持つ建物を擬洋風建築といいます。
興雲閣の廊下。基本的には洋風なんですが、ガラス戸などはちょっぴり日本っぽいような。気のせいですかね。
こちらの部屋には松江市の歴史などが展示してありました。
玄関の正面にある階段。
踊り場もあります。
2階大広間への入口。
こちらが2階の大広間です。大広間というだけあって広いですね。
テーブルと椅子も置いてありました。
大広間から見た階段です。
こちらは出っ張った所にある部屋。
洋館でいうところのバルコニーがあるような場所ですね。
こちらはチェコ製のノヴィーというピアノ。1901年(明治34年)に作られた物ということです。貴重ですね。
こちらは貴賓室で1907年(明治40年)に皇太子殿下(大正天皇)の山陰道行啓のさいに使用された部屋。建具やシャンデリアは現存するものを展示してありますが、その他のカーテンやじゅうたん、机や椅子などは当時の写真からの複製ということです。
向かって右手が御寝所。畳敷きになっています。
そして中央が拝謁丿間。
左手が御座所となっています。1907年には皇太子殿下がここにいらっしゃったんですね。
天皇をお迎えするために造られたとあって、装飾や彫刻が施されている興雲閣。外観もぱっと見は洋風なんですが、よく見ると屋根などは和風だったりします。日本古来の文化と海外から入ってきた文化が入り交じる貴重な建物として、今後も維持管理していただきたいですね。
松江神社
興雲閣のとなりには松江神社があります。興雲閣を見学した後に参拝してまいりました。
- スポット名興雲閣
- 料金無料
- 住所島根県松江市殿町1番地59 松江城山公園内
- 島根県松江市殿町1番地59 松江城山公園内
- 電話番号0852-61-2100
- 営業時間(4/1~9/30)8:30~18:30(10/1~3/31)8:30~17:00
- 休業日無休
- 駐車場有料駐車場が有
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