カセムラット通り近くの煙突の店で絶品コームーヤン|タイ バンコク
カセムラット通りから一本入ったソイ(通り)にある煙突のお店
ラマ4世通りから伸びるカセムラット通り。その通りから一本入ったリムタンロットファイサイパクナーム通りという長い長い名前の道があります。
その通り沿いにある煙突のお店。(屋号は未確認)
こちらのお店は近くに日本人向けマンションがあるためか、「人日本のようこそ いらっしゃいませ」と少しぎこちないメニュー表がありました。私はタイ語が全く分からないため、これはとても助かります。
店頭には調理されたお料理が並んでいました。
また店頭では働き者のお母さんが調理されています。
こちらは肉を焼いているところ。
店内の様子
売り物なんでしょうか、店内のテーブルにはパンやお菓子のような物が置いてありました。
基本的にはテイクアウトのお店のようで、通りに面したところにテーブルがあるような感じです。
こういった落書きは万国共通のようですね。
こちらはお母さんが調理されている後ろのテーブル。いちおう食事用のテーブルのようですが、この日はきのこが置いてありました。
コームーヤン
こちらが今回注文したコームーヤンとカオニャオ。コームーヤンは豚ののど肉だそうで、カオニャオはもち米です。ほとんどのお客さんはテイクアウトでしたが、私は雰囲気を感じたかったのでほぼ毎回、店内でいただきました。
まるでローストチキンのように香ばしく焼き上げてある豚ののど肉。柔らかくて食べやすいです。味付けはほんのりと甘みがあって塩気が程よい。どこかコクすら感じられます。
日本のお店だとけっこうな値段になるようですが、これだけのクオリティを誇りながらも値段は驚きの35バーツ(約110円〜120円ほど)。信じられないリーズナブルさです。
一緒に付いてくるタレはスパイシー。
お肉にかけていただくとさらにパンチが出る味わいになります。
今回はカオニャオと一緒にいただきました。カオニャオは5バーツ(15円〜18円くらい)。モチっとしていて腹持ちがよく、コームーヤンと合わせても40バーツ(約120〜130円ほど)で満足できるボリュームです。
ナムトックムー
こちらは次の日に注文したナムトックムー。たしか35バーツです。
こちらもカオニャオ(5バーツ)と一緒にいただきました。
豚のノド肉はブラックペッパーのうような風味があってスパイシー。そこに唐辛子の刺激的な辛さがきいていて、趣の違うスパイシーさが共演してます。辛さはそんなに後を引かないので、個人的には食べ進めるのに支障はありませんでした。
そして香草(たぶんパクチー?)が入っていて、日本ではあまりお目にかかれない風味も楽しめる。ライムのような果物を絞ってあるのもあってか、爽やかでさっぱりとした仕上がりになってます。
もち米がスープを程よく吸って相性もグッド。ナムトックムー、カオニャオに水をお願いしても計45バーツ。こちらもめっちゃリーズナブルさです。
コームーヤンとソムタム
また別の日にはコームーヤンとソムタムをいただきました。ソムタムは青パパイヤのサラダでスパイシー。酸味があり、さっぱりしていました。
三回目のコームーヤン
すっかりコームーヤンが気に入った私は次の訪問時にもコームーヤンを注文。
この日もカオニャオと一緒にいただきました。
ガイヤーン
この日は趣をかえてガイヤーンを注文。こちらはローストチキンになります。30バーツでコームーヤンよりさらにリーズナブル。
皮はパリッと焼き上げてあり身は柔らか。絶妙な塩加減でカオニャオが進みます。
無駄な脂がないのか、さっぱりしていて食べやすい。お母さんの熟練の技があっての仕上がりでしょう。
タレをつけていただくと力強い味わいになります。
記念撮影
最終日には記念撮影をしていただきました。お店のお母さんは真面目な働き者。いつも黙々と作業されていました。日本人の感覚からすると無愛想に見えるかもしれませんが、たぶんシャイなだけじゃないかと思います。
ついでに私ともパチリ。私はけっこう何回もお店で食事をいただいていた為か顔くらいは覚えてもらえたようで、後のほうには笑顔も見せてもらえるようになりました。写真を撮った後もすぐに作業を再開されましたが、帰り際にたぶん「また来てね」という感じのことを仰ってくださったようです。
テイクアウトしたコームーヤンとチキン
煙突の店はお昼までの営業。そこで最後の日はテイクアウトして夕食にしました。
コームーヤンはテイクアウトしても変わらないクオリティ。名残惜しいです。
このチキンもこれまた絶妙な塩加減。表面にはしっかりと味付けが染みており中の身はあっさり。これは何個でもパクパクっと食べてしまいそうです。
そこには生活があった
どういうご関係かは分かりませんが、煙突のお店にはいつもちょっとご年配の女性が2,3人いらっしゃってのんびりされてました。お母さんも営業時間中はバリバリ働いてらっしゃいますが、営業は8時半ごろから昼まで。不定休ということで気が向いたらやすまれるんでしょうか。またこの通りを夕方や夜に歩くと、みんな家の前に出て食事したり飲んだりしていて楽しそうです。
店員と客という関係ではなく、日本ではほとんど見かけなくなってしまった、人と人とのやり取りで仕事をされているように感じました。またいつかタイの方々の生活の中でコームーヤンを食べたいと思います。
- スポット名リムタンロットファイサイパクナーム通りの煙突のお店
- 営業時間およそ8時半〜お昼まで
- 休業日不定休
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