大鳳凰図で有名な岩松院|長野県小布施町
葛飾北斎の大鳳凰図がある岩松院
長野県上高井郡小布施町にある岩松院に行ってまいりました。葛飾北斎の大鳳凰図があることでも有名なお寺で、1472年(文明4年)の創建です。
こちらが岩松院。
仁王門から境内へと向かいます。
仁王門の仁王像。
色付けがしてあってどこか親しみやすい仁王様ですね。
境内の左側にあった菩薩像。
仁王門から正面にあるのが本堂。この中にかの有名な葛飾北斎の大鳳凰図があります。
本堂の前にある大香炉。
本堂への入口は右側です。
券売機があるのでここでチケットを購入しましょう。残念ながら本堂の中は撮影禁止。大鳳凰図は迫力満点なので、参拝されたさいは見学されることをオススメします。
福島正則公霊廟
岩松院は本堂の脇を通って本堂の裏へと行くことが可能。
本堂の裏には墓地があり、そこに福島正則公霊廟があります。
こちらが福島正則公霊廟。福島正則は尾張(愛知県)出身の戦国武将です。豊臣秀吉子飼いの武将で、賤ヶ岳七本槍の一人。秀吉の親戚筋だったそうです。
秀吉のもと数々の戦で手柄をあげて出世した福島正則。秀吉の死後におきた関ヶ原の戦いでは徳川家康の東軍について活躍し、安芸(広島)50万石の大名になりました。しかし台風で破損した広島城を修理した事に端を発し、結局は安芸から信濃(長野)と越後(新潟)の一部に減封。高井野(長野県高山村)で亡くなりました。
福島正則公霊廟からの眺めです。
蛙合戦の池
本堂の裏には小さな池があり、その小林一茶の句碑が建てられています。ここは小林一茶が「やせ蛙 負けるな一茶 是にあり」という句を詠んだ場所。
この池には花見の季節が終わる頃にアズマヒキガエルが産卵のために集まってきます。
オスがメスの産卵を手伝うのですが、メスのほうが少ないため奪い合いになるそう。その合戦の約5日間は昼夜問わず蛙たちの鳴き声が響くということです。小林一茶は1816年(文化13年)にこの地を訪れ、この様子をみて句を詠みました。
大きく分けて3つも見どころがある岩松院。小布施の中心からは少し離れていますが、自転車があれば十分に行ける距離です。私はレンタサイクルで参拝してきました。
- スポット名岩松院
- 料金一般300円
- 住所長野県上高井郡小布施町大字雁田604
- 長野県上高井郡小布施町大字雁田604
- 電話番号026-247-5504
- 営業時間(4月~10月)9:00~17:00(11月)9:00~16:30(12月~3月)9:30~16:00
- 休業日他法要の日
- 駐車場有
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