徳川家康の建立！学校だった圓光寺｜京都市左京区

もともとは学校だった圓光寺

京都市左京区一乗寺にある圓光寺に行ってまいりました。あの徳川家康公が学業の発展をはかるために建立したお寺です。

日本最古の学校といわれる足利学校の9代学頭・三要元佶禅師を招き、開山（お寺を開いた人）としました。三要元佶は金地院崇伝や南光坊天海らとともに幕政に参与したといわれています。

参道の先には庭園がありました。

こちらは奔龍庭。渦を巻いた白砂を雲海に見立て、天空を翔ける龍を石組みであらわした枯山水ということです。

庭の奥にあるこの建物の中には寺宝が展示してあります。

こちらは円山応挙の風竹図屏風・雨竹図屏風。重要文化財に指定されています。

こちらは日本最古といわれる木製活字。重要文化財です。

こちらは本堂。

こちらの玄関は立ち入りができないようです。

もう一つの玄関のふすまに描いてあった四季草花図。色鮮やかですね。

こちらは本堂の前にある十牛之庭。

牛を追う子供を描いた「十牛図」を題材にして造られた池泉回遊式庭園です。

庭から見た本堂。

本堂の前にある水琴窟。広い盃型の手水鉢を使った水琴窟はあまり例がないそうで、圓光寺型として親しまれてきたそうです。

本堂内の仏間。

こちらは内陣です。

こちらは米鮎山水園。1885年（明治18年）の富岡鉄斎の作で、秋に圓光寺を訪れたさいに描いた絵ということです。

こちらは渡辺章雄作の瑞風青梅竹。

仏間の隣にあったお座敷。けっこうな広さがあります。

こちらにはお茶の間もあるようです。

お茶の間の中。

お座敷から見る庭園もきれいです。

縁側から見た十牛之庭。

本堂の柱には釘隠しがありました。こちらは最も一般的と思われる六葉という形。6枚の葉っぱの間がハートマークに見えます。

これは何かの花の形でしょうか。私は初めて見ました。

本堂の奥にある坐禅堂。

中央には仏像が安置されており、その両脇に小上がりがあります。

坐禅堂の隣にある鐘楼。

こちらの階段を登って上に行くこともできます。

ここは東照大権現のお墓。東照大権現とは徳川家康公のことです。

丘の上にはお社もありました。

ここからは京都の街を見渡すことができます。思いがけずいい景色が見れました。

季節ごとに様々な景観を見せてくれるという圓光寺。紅葉の季節には早朝の特別拝観もあるようです。見てみたいですね。