旭山動物園の動物たち|北海道旭川市

あの旭山動物園

かの有名な北海道旭川市にある旭山動物園におじさん一人で行ってまいりました。

旭山動物園 入口

入園料は大人(高校生以上)820円、中学生以下はなんと無料。ご家族でお越しの方には嬉しい価格設定となってます。

旭山動物園 入園料

旭山動物園の鳥類

こちらの眼光鋭い鳥はエミュー。オーストラリア全域に生息しており、オーストラリアの国鳥にもなっています。ダチョウに次いで背が高いとか。オーストラリア原住民の神話では、太陽はエミューの卵を投げたことで生まれたといわれているそうですよ。

旭山動物園 エミュー

長いくちばしがキュートなタンチョウ。日本に生息する鳥類では最も大きいタンチョウ。赤い頭頂部が特徴的で、頂きが丹(朱色)ということから丹頂という名前になりました。ユーラシア大陸のタンチョウは渡り鳥ですが、日本のタンチョウは留鳥(年間を通して同じ場所に生息)とのこと。住む場所で違うんですね。日本では湿原に多く生息しています。

旭山動物園 タンチョウ

北海道産動物舎にいたワシミミズク。とにかく首が広範囲に回ります。ワシミミズクという名前ですがフクロウの仲間とのこと。実はフクロウとミミズクは生物学的には違いなないそう。頭の上の飾り羽があるものをミミズク、丸い頭のものをフクロウと呼ぶそうですが、例外もあるのでややこしいです。

旭山動物園 ワシミミズク

北海道では身近なエゾフクロウ。日本に生息するフクロウの亜種だそうで、日本にいるフクロウの中で唯一瞳が黒いのが特徴です。フクロウは日本に4亜種いるそうですが、北にいくほど色が白く、南にいくほど茶色っぽくなるんだとか。面白いですね。

旭山動物園 エゾフクロウ

こちらはキンメフクロウ。北アメリカ大陸とユーラシア大陸の北部に分布し、日本でも北海道の大雪山系の針葉樹林で繁殖が確認されています。基本的には夜行性。日本では生息数が少なく絶滅危惧1A類に指定されている貴重な鳥です。

旭山動物園 キンメフクロウ

アオバズクは丸い頭なのにミミズク系の名前が付いている例外の鳥。平地から低山地の森林や農耕地に生息しています。夜行性で、餌を食べるために夜間の街灯に飛来することも。日本人にとっては最も身近なフクロウです。

旭山動物園 アオバズク

オオコノハズクはちゃんと頭に飾り羽がありますね。北海道には夏鳥(南の国から来て夏を日本で過ごす鳥)として飛来し、それ以外の地域では留鳥として生息しています。

旭山動物園 オオコノハズク

コノハズクはアフリカ大陸、ユーラシア大陸、インドネシアなどに分布しています。日本では北海道や本州北部では夏鳥、本州南部では留鳥。日本に飛来するフクロウ目では最小で、虹彩は黄色なのも特徴です。

旭山動物園 コノハズク

こちらは頭上にとまっていたオオワシ。雄々しく鳴いていました。見事な黄色いくちばしを持っています。

旭山動物園 オオワシ1

オオワシはオス約88センチ、メス約102センチほどで、その名の通り大型の鳥。中国北東部や朝鮮半島、日本、ロシア東部に分布します。日本には越冬のために北海道や本州北部に飛来。環境破壊による生息地の減少などで生息数の減少が懸念されています。

旭山動物園 オオワシ2

(たぶん)こっちを向いてくれました。

旭山動物園 オオワシ3

遠くにたたずんでいたクマタカ。日本が生息域の北限で、オスが約75センチ、メス約80センチとこちらも大型の鳥。クマタカは森林性で調査が難しいため、実は生態はよく分かっていないそうです。和名の由来は熊(大きく強い)から。近年は繁殖率が低下しており、絶滅の危機に瀕しています。

旭山動物園 クマタカ

こちらも遠くでたたずむオジロワシ。ユーラシア大陸やグリーンランド南部、日本に分布しています。ほとんどが渡り鳥として越冬のために飛来しますが、北海道には留鳥として繁殖している個体もいます。全長は70〜98センチほど。オジロワシも環境破壊による生息地の減少などで生息数が減っています。1993年に国内希少野生動物種に指定。

旭山動物園 オジロワシ

キリンやダチョウと同じエリアにいたホロホロチョウは、草原やひらけた森林などに生息している鳥。

旭山動物園 ホロホロチョウ1

基本的には歩いていますが、短距離であれば飛ぶこともできるそうです。飛ぶ姿を見てみたいですね。

旭山動物園 ホロホロチョウ2

その名の通り淡いピンク色が美しいモモイロペリカン。実は普段は白く、繁殖期にモモイロになるとのこと。若干モモイロがかって見えるのは私だけでしょうか。

旭山動物園 モモイロペリカン

堂々たる体躯のダチョウ。オスの成鳥では体高230センチ、体重135キロを超えるものもおり、鳥類では最大。鳥なのに飛べないですが、そのかわり強力の脚力を持っており、なんと時速70キロで走ることができます。四足歩行動物も顔負けですね。ちなみに人間を乗せて走ることもできます。

旭山動物園 ダチョウ1

体のわりには超小顔で脳みそは約40g。人間の約1500gと比べるとちょっと・・・。しかし視力は抜群にいいです。他の動物に比べて視力が優れる鳥類の中でもダチョウは特に目がよく、一説には5キロ先まで見えるともいわれています。卵も直径約15センチ、重さ約1.5キロと超巨大でかなりの強度を誇る。またダチョウの羽はふわふわで静電気を帯びにくい優れもの。身近な道具に使われているかもしれないです。

旭山動物園 ダチョウ2

美しい羽毛をもつインドクジャク。この羽毛を持つのはオスだけで、成鳥になると100〜150枚の羽毛が発達します。

旭山動物園 インドクジャク1

繁殖期にはこの見事な羽を目一杯広げてメスに求愛するのは皆さんもご存知でしょう。求愛は実際に見てみたいですね。この日は残念ながら求愛していませんでした。

旭山動物園 インドクジャク2

真っ白な体のシロフクロウ。最も北に生息するフクロウで、北海道へ冬に渡り鳥として飛来します。生息地はなんと北極圏。フクロウは北にいくほど色が白いということですが、その最たる例でしょう。フクロウは基本的に夜行性ですが、北極圏には白夜があるため、シロフクロウは明るい時間帯でも狩りをするそうです。

旭山動物園 シロフクロウ

  • スポット名
    旭山動物園
  • 料金
    大人(高校生以上)820円・小人(中学生以下)無料
  • 住所
    旭川市東旭川町倉沼
  • 旭川市東旭川町倉沼
  • 電話番号
    0166-36-1104
  • 営業時間
    9:30~17:15(4/29~10/15) 9:30~16:30(10/16~11/3) 9:30~21:00(8/9~8/15) 10:30~15:30(11/11~4/9) ※年度によって変更の可能性あり
  • 休業日
    12月30日~1月1日
  • 駐車場
    正門駐車場約180台 東門駐車場約520台

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