みんな知ってる!世界遺産 金閣寺|京都市北区
正式名称は鹿苑寺
京都市北区にある鹿苑寺に行ってまいりました。一般的には金閣寺の名前で知られています。もともとこの場所には公家である西園寺家の別荘、北山荘がありました。ここを気に入った室町幕府3代将軍・足利義満公が譲り受け、北山殿を造営。金閣を中心とした庭園は極楽浄土をあらわしているそうです。義満公の死後、遺言によって鹿苑寺と名付けられました。その鹿苑寺は世界遺産に登録されています。
こちらは入口の前にあった馬繋。
こちらの総門が入口となります。
総門のそばにあった鐘楼。
この建物は庫裏。お寺の台所です。
この門は唐門。唐門の左手に受付があります。
こちらが金閣寺の入場券。なんとチケットが御札になっているのです。
さっそく主役 かの有名な金閣
入口から少し歩くとさっそく舎利殿(金閣)が見えました。広く知られているのは金閣寺という名称ですが、お寺の正式な名前は鹿苑寺。鹿苑寺にある舎利殿の通称が金閣であること、その金閣の知名度が高いことから金閣寺といわれているのでしょう。
この舎利殿は旧国宝保存法により国宝に指定されていました。戦後までは現存していましたが1950年(昭和25年)の放火事件により焼失。国より金閣再建の援助もあって1955年(昭和30年)に再興されたものです。
明治時代の解体修理時に作成された詳細な資料があったため、再現が可能となりました。実は消失前の金閣は金箔がほとんど剥がれていたそう。再建にあたって2階と3階に金箔が貼られました。
近くから見た金閣。
京都観光の定番中の定番ですが、やはり実際に見るととても綺麗です。
やはり金は人を魅了する力があるんですね。
境内
金閣を見た後は境内を散策。こちらは方丈です。
方丈の近くにある陸舟の松。足利義満公が愛でていたという盆栽を移して船の形に仕上げたと伝えられています。陸船の松ともいわれ、樹齢は600年超え。本当に室町時代から生えていたなら驚きですね。
庭園に広がる鏡湖池。この庭園は鏡湖池を中心にした池泉回遊式庭園という形式です。室町幕府の権力が絶頂だった当時、諸大名が名石をこぞって献上。そのため鏡湖池には大名家の名前がついた名石が配してあるということです。
境内にあったお社。榊雲といいます。
こちらは銀河泉。足利義満公のお茶の水に使われたということです。
こちらは厳下水。義満公のお手洗いの水です。
ここは金閣寺垣。
この小さな滝は龍門の滝。下にある石は鯉魚石といいます。
ここの仏像は投げ銭がしてありました。あの器に入るとご利益があるのでしょう。
こちらは白蛇の塚。池の小島に仏塔のようなものが建っています。
丘の上から見た金閣。
この石は貴人榻(きじんとう)。昔の身分の高い人が座った腰掛石で、室町幕府より移設されたそうです。
こちらは富士杉手水鉢。室町幕府8代将軍・足利義政公のお気に入りだったそうです。
この建物は夕佳亭(せっかてい)という茶室。江戸時代の茶人、金森宗和(重近)好みの数寄屋造りで、「夕日に映える金閣が殊に佳い(金閣がまことによろしい)」というのがその名の由来です。
小さい建物かと思いきや、奥行きがありました。
このお堂は不動堂。ご本尊は弘法大師が作られたという石不動明王です。
こちらの小さなお社は荼枳尼天(だきにてん)。お祀りされているのは稲荷神様ということで、お稲荷さんのようです。
金閣があまりにも有名なため、お寺の正式な名前すらも一般的に知られていない鹿苑寺。しかしじっくり見れば金閣以外にも見どころはあります。来訪の際はせっかくなので金閣以外も見られてはいかがでしょうか。立地的に仁和寺や龍安寺と一緒に観光される方も多いようです。
- スポット名鹿苑寺金閣
- 料金大人・高校生 400円
- 住所京都府京都市北区金閣寺町1
- 京都府京都市北区金閣寺町1
- 電話番号075-461-0013
- 営業時間9:00~17:00
- 休業日無休
- 駐車場有料駐車場があり
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