洋風でモダンな函館 元町エリア|北海道函館市
北海道函館市の元町エリアを散策してまいりました。
操車塔
こちらは十字街電停の近くにある操車塔。1939年(昭和14年)に建てられたもので、国内最古だそうです。交差点での電車信号表示やポイントを手動で切り替えるためのもの。1995年(平成7年)まで使用されていて、その後に現在地に移設して形態保存されています。

地域交流まちづくりセンター
十字街電停からほど近い地域交流まちづくりセンター。1923年(大正12年)に丸井今井呉服店函館支店として造られた建物。耐震耐火に優れた鉄筋コンクリート構造でしたが、1934年(昭和9年)の函館大火で焼失。復興された後は百貨店や函館市役所末広町分庁舎として使用されれました。現在は2007年(平成19年)にオープンした地域交流まちづくりセンターとして使用されていて、函館市の景観形成指定建築物にも指定されています。

相馬株式会社
基坂という坂のふもとの道向かいにある相馬株式会社。社屋はルネッサンス風のデザインで淡いグリーンが印象的です。相馬株式会社は初代・相馬哲平が1863年(文久3年)に米穀商の相馬商店として開業。漁業仕込みや海陸物産商、土地投資などの事業も手掛け、現在は主に不動産賃貸業を展開しています。

初代の相馬哲平氏は旧函館区公会堂建設の際に5万円(公会堂の総工費は5万8千円)を寄付された方。そんな方が起こした会社が現在まで続いているんですね。

基坂
そこからしばらく歩いた所にあった基坂。下から見たところです。

基坂の奥に見える黄色い縁取りの建物が旧函館区公会堂。

基坂の交差点をちょうど通りかかった路面電車。街に溶け込んでますね。

基坂沿いにある建物も洋風なつくりになってます。実はこの辺りは擬洋風建築物群とのこと。

函館が日本初の貿易港として開港した当時の面影が残っています。函館らしい和洋折衷型の擬洋風建築物は1階が和風で2階が洋風など。こういった建物はこの辺りに多く見られるそうです。

坂には多くの緑があり、綺麗に整備されていますね。

こちらは旧函館市イギリス領事館。函館洋風建築の代表的な建物です。

基坂を上から見たところ。

元町公園
こちらは坂の上にある元町公園です。

ちょうどイベントの前だったようで、準備中のようでした。

公園内に建つ旧開拓使書籍庫は1880年(明治13年)の建築。赤レンガが印象的ですね。函館近郊産のものを使用しているそうです。

1907年(明治40年)の函館大火を免れ、中にあった資料なども守られました。

その旧開拓使書籍庫のすぐ側にある旧北海道庁函館支庁庁舎。北海道有形文化財に指定されている建物で、2階は函館市写真歴史館となってます。

こちらは公園内にあった四天王像。向かって左から今井市右衛門、平田文右衛門、渡辺熊四郎、平塚時蔵。

そして元町公園の上にあるのが旧函館区公会堂。もちろん館内も見学できます。

元町エリア
元町公園を出るとその脇にも坂道。

基坂からみて左側に伸びる道。

この日はちょっと寒かったので、売店にあった山川牧場の温かいコーヒーミルクをいただきました。

この通りから見た日和坂。

通り沿いには洋風の建物がたくさんあります。

カラフルな場所もあり、見ているだでも楽しい。

中には和風の建物もありました。

八幡坂
上から見た八幡坂。

八幡坂の下から見るとこんな感じです。

- スポット名元町エリア
- 住所北海道函館市
- 北海道函館市
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