仕込蔵も公開!酒造資料館 東光の酒蔵|山形県米沢市
米沢市にある東光酒造資料館
山形県米沢市にある東光酒造資料館 東光の酒蔵に行ってまいりました。東光は日本酒の銘柄であり、その東光を作っているのは小嶋総本店。1597年(慶長2年)の創業で米沢藩御用達でもあった歴史ある酒屋さんです。
こちらが受付の先にあるエントランス。
一番手前にあるのは帳場で、当時の銭箱や電話、そろばん、大福帳などが置いてあります。
そのお隣は中の間。
さらにお隣は納戸。ここには仏像が安置してありました。奥の襖には平等院鳳凰堂の額が掛けてあります。
エントランスの横にある中庭。
こちらの蔵は仕込蔵。
順路の途中にあった酒の漢字が書かれたパネル。酒関連だけでもこんなにたくさんの漢字があるんですね。
仕込蔵の入口の前にある桶。六又桶というそうです。
仕込蔵
こちらが仕込蔵の中。仕込蔵は140坪もあり東北で最大級の酒蔵となっています。昔は実際に酒の仕込みをしていた場所で、現在は作業場を復元して資料が展示してありました。
日本酒ができるまでの絵図。こんなに多くの工程があるんですね。
展示してあった袖樽(そでだる)。お祝いの席に飾られる装飾品のようです。
こちらも酒造りの絵。
このレンガの場所は麹室(こうじむろ)。蒸したお米に種麹をまいて麹室入れると、約2日間で米麹ができあがるそうです。
仕込蔵に置いてあった大きな樽。
こちらは銘柄が書かれている銘柄すり板。味があります。
仕込蔵内にも神社がありました。三輪明神御分社といって、お酒の神様である大物主大神(おおものぬしおおかみ)と少彦明神(すくなびこみょうじん)をお祀りしています。
こちらは酒母(しゅぼ)の桶。酒母とはもろみを発酵させる酵母を培養したもの。日本酒造りではとても重要なものです。
色々な桶。
蒸し米に使う箱や桶などの道具。
これは前掛けでしょうか。年季が入っていますね。
中央展示場
仕込蔵の次は中央展示場。この日は浮世絵が展示してありました。こちらは豊原国周(くにちか)の酒簡坐奥的妓婦。豊原国周は幕末から明治時代の浮世絵師です。
鳥居清長の四篠河原夕涼躰。京都の夏のイメージとして一般的だった鴨川の川床を描いたものだそうです。
三代歌川国豊の別荘雪見酒盛。三代歌川国豊は初代歌川国貞で、さきの豊原国周の師匠でもあります。
楊斎延一(ようさいのぶかず)の両国花火之三曲。楊斎延一は明治の浮世絵師で、日清、日露戦争の錦絵を描いて名をあげたそうです。
一陽斎豊宣の内裡模様雛俤(だいりもようひなのおもかげ)。一陽斎豊宣は明治の浮世絵師で、歌川豊宣ともいいます。
お休み処
中央展示場とお休み処の途中にあったデカい桶。
こちらは向かいの冷蔵庫です。
ここはお休み処。ゆっくりと休憩することができます。この奥には試飲即売場があるので、気に入ったら日本酒をその場で買えちゃいます。
お茶の間など
こちらはお茶の間。昔の商人の家には主人やお客さん用(カミ)の囲炉裏と、家族や使用人用(シモ)の囲炉裏があり、こちらはカミの囲炉裏でしょう。
こちらは二の間。奥に見えるのはエントランスから見た中の間です。
そしてこちらが上段の間。一番格式が高い部屋でしょう。奥は帳場になります。
上段の間やお茶の間の前の勝手口には調度品が展示してありました。
けっこうな数があります。
また館内には常設の上杉鷹山公展がありますが、撮影不可ということで写真はありません。試飲即売場もあるので、お酒好きの方には特に楽しめるスポットではないでしょうか。
- スポット名酒造資料館 東光の酒蔵
- 料金一般310円
- 住所山形県米沢市大町二丁目3-22
- 山形県米沢市大町二丁目3-22
- 電話番号0238-21-6601
- 営業時間9:00〜16:30
- 休業日12/31 1/1
- 駐車場有
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