利尻富士を中心とした利尻島の景色|北海道
利尻島
北海道の日本海側にある利尻島に行ってまいりました。利尻島は中心に利尻山がある円形の島。北から2番目の有人島で、これより北には礼文島があるのみです。利尻といえば名産は昆布。そのためか利尻島で食べたラーメンはダシがよくきいていてハイクオリティでした。もちろんウニなどの海産物も食べれます。最近では利尻島への登山も人気。魅力いっぱいの島です。
ペシ岬
到着した当日の夕方、夕日の名所であるペシ岬へ。テッペンまではけっこう険しい道程です。
ペシ岬の頂上から眺め。確かに夕日の名所といわれるのは分かりますが、この日はちょうど夕日が沈むところに雲。そしてあまり夕焼けもせずに去っていきました。
とはいえペシ岬からの眺めはいいです。
こちら側には灯台がありました。鴛泊(おしどまり)灯台というそうです。
夕日の反対側には利尻富士。正式な名称は利尻山で標高は1721メートルあります。
ペシ岬山頂への途中にある会津藩士の墓。江戸幕府は1808年(文化5年)、ロシアの南下政策に備えて蝦夷地(北海道)防衛を会津藩に命じます。1600人の会津藩士が松前、宗谷、利尻、樺太に出陣。この時代に樺太まで行っていたことも凄いですね。そして利尻島には252名の会津藩士が駐屯。ロシアとの交戦はありませんでしたが、病気や帰途におきた漂着事故により多くの藩士が亡くなられました。墓石は会津藩主の命により、新潟の石を松前経由で運ばれたもの。利尻島には8基あるそうです。こうして北海道や利尻島が日本なのも当時の方々のご尽力によるのですね。感謝をして観光したいと思います。
利尻島を周遊
翌日は快晴。雲ひとつないとはまさにこのことですね。利尻島がくっきりハッキリと見えてます。
ペシ岬もよく見えました。
利尻島は一周すると約55キロもあるので、歩くのは厳しい。高低差もけっこうあるため原付きをレンタルすることにしました。
原付きは1日3,000円です。ヘルメットとガソリン代込でリーズナブルですね。
それでは利尻島を時計回りに一周します。まずやってきたのは姫沼展望台。姫沼の手前にあります。
こちらは野塚展望台からの眺め。礼文島もそうでしたが、利尻島の海も青い。青すぎる。
利尻島は利尻富士を中心とした地形になっているので、基本的にどこからでも利尻富士が見えます。
海岸沿いにあったこちらの岩。すごいバランスによって成り立ってるように見えます。
こちらは石埼灯台。赤と白のゼブラ模様になってます。
小さな島の道なんですが、なんとなく雄大な北海道の道といった印象。
こちらのメヌショロ沼があるのは南浜湿原。この湿原は約4500年前ごろにできたそうです。
島の景色もいいですね。
こちらは寝熊の岩。かつてここには先住民族の住居跡といわれる大穴があったそうですが、道路工事のため埋没してしまいました。現在はこの寝熊の岩だけが残っています。
写真中央のしめ縄がしてあるのは顔面岩。ここからでは全く分かりませんが、近くで見ると人の顔のように見えるそうです。
ミルピス
利尻島の名物飲料といえばミルピス。こちらがその製造所、兼販売所です。
こちらがそのミルピス(350円)。乳酸菌飲料なのでいってみればカルピスのような飲み物です。ミルピスは全て自家製の手作り。添加物も入ってないので体に優しい飲み物です。またこのミルピスは牛乳味ですが、同じ乳酸菌をベースとしてみかんジュース、にんじんジュース、いちごジュース、しそジュース、やまぶどうジュース、ハマナスジュース、アロエジュース、利尻昆布ジュース、行者ニンニクジュース、グスベリジュース、こくわジュース、野グミジュースなどのフレーバーがあり、豊富かつユニークなラインナップとなってます。ちなみに私の母校である熊本農業高校にはラッキスという乳酸菌飲料がありました。
またこちらではミルピスや各ジュースの原液も販売されています。飲み方はカルピスと同じですね。発送も可能です。個人的にはここでしか飲めないフレーバーもあり、体にも優しいのでお子さんがいるご家庭にはピッタリだと思います。
船上からの利尻富士
楽しかった利尻島での2日間も終わり、出発の時が来てしまいました。
この日も利尻島は快晴。利尻富士もその姿をはっきりと見せてくれました。
フェリーの甲板に出ているとカモメが寄ってきます。おそらくエサ狙いでしょう。
船を目がけて飛んでくる様はかっこよくもありました。
この年の利尻島は曇りの日が多く、天気がよくなってきたのは私が滞在したここ数日だったそうです。いいタイミングで来ることができました。
- スポット名利尻島
- 住所利尻島
- 利尻島
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