うだつの町並みがある三好の街を散策|徳島県三好市
三好市
徳島県の西部に位置する三好市。2006年(平成18年)の合併により四国では最も大きい自治体となりました。ラフティングなどが有名な大歩危、小歩危など豊かな自然がある地域です。三好市役所がある旧池田町にはカタカナの住所があり、やまびこ打線で甲子園を沸かせた池田高校もあります。ちなみに池田高校は春夏通算で3度も優勝。また旧池田町の中心にはうだつがある昔ながらの建物もありました。
アーケード
阿波池田駅の眼の前にあったアーケード街。

アーケード街にあった木工品のお店。手作りの木の玩具が並んでいて、なにか気になるお店でした。

反対側から見たアーケード。

諏訪公園
吉野川沿いにある諏訪公園。

ここには猿が飼ってありました。

こちらは公園に隣接している諏訪神社。というか諏訪神社があるから諏訪公園なんでしょうね。

三好市の街並み

阿波池田駅からの汽車の乗り換えで時間があったので、何となく散策してみた池田の街。すると旧池田町の駅周辺には古い建物がありました。

こちらは昔ながらな雰囲気の酒屋さん。

このあたりには古い建物が多く残っています。

こちらも酒屋さんだったんでしょうか。

うだつのあるお宅。うだつとは建物の両脇に卯の字に張り出した壁のこと。そのため漢字では卯建と書きます。もともとは装飾と防火を兼ねていたそうですが、うだつには費用がかかることから装飾の意味合いが強くなりました。富や成功の象徴とされ、シンプルに言うとうだつがある家はお金持ちです。ことわざの「うだつが上がらない」の語源にもなっており、商人にとっては”うだつを上げる”のが一つの甲斐性になっていたんでしょう。

見ていて気がついたんですが、この辺りの家はだいたいうだつがあります。

立派なお宅ばかりですね。

同じ徳島県の美馬市にうだつの町並みがありますが、ここ池田もけして引けをとってないと思います。

阿波池田のうだつの町並み。

裕福な地域だったんでしょうね。

こちらはたぶん酒屋さん。

比較的新しそうですが、しっかりとうだつがありました。

どこかモダンなデザインの建物。

こちらは現在は使われていないようですね。今の御時世だとこういった古くていい建物は利用したいという人もきっといると思います。

新しそうなうだつがあるお宅。


こちらは阿波池田うだつの家 たばこ資料館。

100年以上前のたばこ業者の家を利用しています。本当は館内も見学したかったのですが、汽車の時間の都合で見ることができませんでした。

次回はぜひ見学したいと思います。

阿波池田うだつの家 たばこ資料館の隣はスペースきせる。カフェです。

こちらのお宅はシャッターがすごい。

カラフルな絵が書いてありました。

最後に見つけた酒屋さん。このあたりは酒屋さんが多い気がします。ちょっと気になって調べたら、池田は「四国の灘」といわれる酒処。どうりで酒屋さんが多いわけです。もしかしたら酒造業で栄え、それで至るところに”うだつが上がった”町なのかもしれませんね。

阿波池田駅からの風景
阿波池田駅のホームからの眺め。

自然が豊かな場所だと改めて思いました。

阿波池田のうだつの町並みは重要伝統的建造物群保存地区(略して重伝建)には登録されていないようですが、個人的には十分に価値があると思います。一般の方のお宅ですので観光客がドッと押し寄せるのはどうかと思いますが、町おこしのきっかけの一つにはなるのではないでしょうか。
- スポット名徳島県三好市
- 住所徳島県三好市
- 徳島県三好市
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