ド迫力!蓮華王院三十三間堂|京都府京都市
京都府京都市東山区にある蓮華王院三十三間堂に行ってまいりました。京都駅から徒歩約25分ほどの場所にあります。
蓮華王院
よく三十三間堂と呼ばれますが、正式には蓮華王院。
1164年、後白河上皇の離宮・法住寺殿があった一画に平清盛が造進したのがはじまりです。
当時は五重塔などもある寺院でしたが、1294年の火災によって残念ながら焼失。
その後すぐに復興が開始され、1266年に本堂のみ再建されました。堂内に安置されている千手観音に目がいきがちですが、本堂は国宝に指定されています。本堂そのものも貴重な建物なんですね。
室町・桃山・江戸・昭和の大修理を経て、現在でもその堂々たる姿を保っています。
本堂の正面には池が設けてありました。
お堂は約120メートルもあり、正面の柱間が33あることから三十三間堂といわれています。入母屋(いりもや)・本瓦葺き(ほんかわらぶき)の総檜造り。豪華ですね。
堂内には中尊(中央の巨像)を中心に左右に500体、計1001体の千手観音がご本尊。中尊の木造千手観音坐像は国宝に指定されています。
中尊の左右に並ぶ木造千手観音立像は重要文化財。実は中尊の後ろにもう1体あり、全部で1001躯あります。
堂内の両端には国宝である木造の雷神像と風神像が鎮座。像高は雷神像は100センチ、風神像は111センチあります。太鼓を打つ雷さまと、風の神さまは風の袋を持つというイメージはここからきているほどの名品。鎌倉彫刻の傑作中の傑作です。
中尊の四方と観音像の前列に安置されている木造観音二十八部衆も国宝。千手観音とその信者を守る神々で、四天王や金剛力士など馴染み深いものから、由来の釈然としないものも混在しています。インド起源のものが多いのも特徴の一つです。
堂内は残念ながら撮影は不可なのですが、一堂に会する仏像のお姿はまさに圧巻の一言。その迫力に圧倒されました。できればまたもう一度見学して、その豪壮さをまぶたに焼き付けたいと思います。
- スポット名蓮華王院三十三間堂
- 料金一般600円・高校中学400円・子供300円
- 住所京都市東山区三十三間堂廻町657
- 京都市東山区三十三間堂廻町657
- 電話番号075-561-0467
- 営業時間8:00〜17:00(4月〜11月15日) 9:00〜16:00(11月16日〜3月)
- 休業日年中無休
- 駐車場有(50台)
トップページへ
週間ランキング
ランキングをもっと見る